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【大歩危峡観光遊覧船】大歩危・小歩危 おおぼけこぼけ 徳島の名所

旅とグルメの中年ライフ 9,341 lượt xem 3 years ago
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吉野川上流の名勝、大歩危を遊覧船で下る。大歩危・小歩危は、吉野川の激流が結晶片岩を削ってできた峡谷で、岩肌と木々の緑、川の水の深い碧のコントラストが雄大な景観を創り出している。荒々しい表情の奇岩巨岩が連続する大歩危、流れが急で曲がりくねっている小歩危、いずれも川面の高さから見上げる絶景は、迫力満点。春から夏の新緑、秋の紅葉のシーズンはひときわ美しい。
「四国三郎」の異名を持つ徳島・吉野川は水量が豊かで流れが速く、両岸から急峻な傾斜面と岩壁が迫ることから、V字谷の一帯は古くから「大歩危」「小歩危」の名の下に通行の難所として知られてきました。大歩危峡は、その間近に見える美しい岩石やV字谷の様子から日本列島の成り立ちが分かる全国的にも貴重な場所として国指定の天然記念物、名勝にも指定されています。
大歩危峡の両岸の岩石は、2億年前から1億年ほど前に海底深く造られた岩であり、学名を結晶片岩と呼びます。板を重ねたようなこの結晶片岩には、礫を含んだ含礫片岩(徳島県指定天然記念物)という珍しい岩などがあります。昔このあたりが海底だった頃の2億年から1億年ほど前に海洋プレートの沈み込み運動による高い圧力と熱によって造られたもので、大歩危の結晶片岩は関東から九州まで帯状に分布する三波川変成帯に含まれる結晶片岩です。全国でも大歩危以外に埼玉県の長瀞等ごく限られた場所にしか地上に露出しておりません。大歩危の結晶片岩は地質学上の価値も含めて剣山国定公園の一部にもなっております。大歩危から小歩危にかけてラクダのコブのように岩の層が山型になっていますが、この山型の背斜層からも日本列島の成り立ちを知ることができる、学術的に非常に価値が高い場所として国に認められています。
#大歩危小歩危#大歩危峡観光遊覧船#阿波の名所

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