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野菜の畝作りの基本(畝の目的・畝の種類と作り方!)初心者でも畝作りの基礎が簡単に覚えられる!

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今回の動画では、畝を作る目的や畝の種類、畝の立て方など、畝作りの基本を徹底的にレクチャーします。 畝は畑の用土を高く盛り上げた栽培床のことで、畝を作ることを畝立てといいます。 畝が上手に作れるようになると、野菜を美味しく健康に育てることができるようになります。 畝は野菜の種類や栽培時期、土壌の状態、栽培地の風土や気候などによって、いろいろと使い分けることが大切です。 畝作りの基本をしっかりと身に付けることができれば、これからの結果が大きく変わります。 畝を立てるのは難しいというイメージがあるかもしれませんが、畝作りを基本から丁寧に解説していくので、ぜひチャレンジしてみましょう! 【関連動画】 野菜の土作りの基本 https://youtu.be/3QmqR9ajHeQ 肥料の活用術 https://youtu.be/aL4nrqdQ4oY 害虫の防除と駆除 https://youtu.be/6P2IinXKmN0 野菜の光合成と呼吸 https://youtu.be/K-c6A8Wb0rQ 【公式サイト】 畝作りの基本 https://kateisaiennkotu.com/kihon/unezukuri.html 動画作成の励みになります。もしよろしかったら、「チャンネル登録」と「👍」をお願いします! https://onl.bz/qfJXtsv 【目次】 0:00 オープニング 0:14 野菜の畝作りの基本 1:09 畝を立てる目的 3:16 畝の種類と特徴 3:36 高畝 6:15 低畝 8:38 平畝 11:04 鞍つき畝 14:04 畝の決め方 16:52 畝の作り方の基本 17:06 畝幅の決め方 18:23 畝の高さの決め方 19:08 畝の向きの決め方(方角) 22:28 通路(作業スペース)の幅の決め方 24:30 畝を立てる前の準備 25:30 畝の立て方(基本の作り方) 27:14 種類別の畝作りのコツとポイント 畝を立てる目的 畝を立てる目的は、作物の生育を良くするために土壌や環境を整えることで、主な目的とメリットは次のとおりです 1. 排水性の向上 2. 土壌の通気性・保温性の向上 3. 根が健全に成長する 4. 雑草の抑制 5. 作業の効率化 6. 病害虫の予防 畝の種類と特徴 野菜を育てる畝の種類は大きく分けると、高畝、低畝、平畝、鞍つき畝の4つです。 高畝(たかうね・こううね) 高畝とは、地面よりも20~30cm以上盛り上げて作る畝のことで、用土が重く水はけの悪い畑や、地下水位が高くて湿害が発生する畑、作土層が浅いときに作る畝です。 高畝には次のようなメリットがあります 1.排水性が良い 2.地温が上がりやすい 3.根の張りが良くなる 4.病害の予防につながる 高畝が適している環境 高畝が特に適しているのは、水はけの悪い粘土質の土壌、梅雨時期や雨の多い地域、春~夏の温暖な季節に栽培する場合で、逆に乾燥しやすい地域では、高畝は水分を保ちにくく、水不足になりやすいので注意が必要です。 高畝に向いている野菜 高畝は多湿を嫌う野菜や、根を深く張る野菜に向いています 果菜類(実をつける野菜) トマト ナス ピーマン・パプリカ キュウリ カボチャ・スイカ・メロン 根菜類(地下で育つ野菜) ジャガイモ サツマイモ ショウガ 低畝(ひくうね・ていうね) 低畝とは、地面から5~10cm程度の高さに立てる畝のことで、主に次のようなメリットがあります。 1.適度な保水性がある 2.安定した温度を保ちやすい 3.風や雨の影響を受けにくい 低畝に向いている野菜 低畝は、水分を好み、根を浅く張る野菜に向いています 葉野菜(浅根性の野菜) レタス ホウレンソウ 小松菜 チンゲンサイ ネギ 根野菜(短根タイプ) ニンジン ダイコン 実野菜(実がなる野菜) 枝豆 低畝が適している環境 水はけが良すぎる砂質土壌(水分を保持できないため)、夏場や乾燥しやすい地域、根が浅く乾燥に弱い野菜を育てる場合(乾燥を防ぐため) ただし、水はけが悪い粘土質の土壌で低畝にすると、水がたまりすぎて根腐れの原因になることがあるので注意が必要です 平畝(ひらうね) 平畝は畝をほとんど立てずに、地面とほぼ同じ高さで作物を栽培する畝のことで、主に次のようなメリットがあります。 1.水分をしっかり保持できる 2.畝を作る手間が少ない 3.直根性の作物が育ちやすい 4.連作障害を軽減しやすい 平畝に向いている野菜 平畝は、水分を多く必要とする作物や、直根性の野菜に向いています 根野菜(直根性) ダイコン カブ ニンジン サトイモ 葉野菜(水を好む性質) クレソン レンコン ミズナ 穀物類 小麦・大麦 平畝が適している環境 水はけが良すぎる砂地や乾燥しやすい地域(水分を保持するため)、雨が少ない地域(水分を逃がさず作物を育てやすい)、根が深く伸びる作物を育てる場合(まっすぐ伸ばしやすい) ただし、水はけが悪い粘土質土壌では、雨が降ると水がたまりすぎて根腐れを起こしやすいため、多湿を嫌う野菜は低畝で栽培するようにしましょう。 鞍つき畝(くらつきうね) 鞍つき畝は、畝の中央部分をやや盛り上げ、両側をなだらかに傾斜させた形状の畝です。畝の断面を見ると、馬の鞍のように見えることからこの名前がついています 鞍つき畝の主なメリットは次になります 1.水はけと保水のバランスが良い 2.土壌の通気性が良い 3.畝の中央と側面で異なる野菜を作れる 4.崩れにくい 鞍つき畝に向いている野菜 鞍つき畝は、適度な水はけと保水が求められる野菜、根がしっかり伸びる野菜に向いています 果菜類(つる性・支柱栽培の野菜) ナス ピーマン・パプリカ・キュウリ・カボチャ 根菜類 ジャガイモ・サツマイモ 葉野菜(適度な水分を必要とするもの) キャベツ・ブロッコリー、カリフラワー 鞍つき畝が適している環境 水はけの悪い粘土質の土壌(排水性を確保しつつ、水分を保持できる)、雨の多い地域(過湿を防ぎながら、用土が乾燥しすぎるのも防げる)、根を深く張る野菜を育てる場合(用土の通気性が良くなり、根の張りが良くなる) 鞍つき畝は、水分管理が難しい環境でバランスの取れた土壌にできるので 排水性や保水性の両方のメリットを兼ね備えた畝になります 畝の決め方 どの畝を立てるかは、栽培する土壌の性質・作物の特性・栽培地の気候や風土・作業のしやすさなどで決めるのが基本になります 1. 土壌の性質(排水性・保水性など) 2. 栽培する野菜の特性 3. 気候と季節 4. 作業のしやすさ・管理方法 畝の作り方の基本 それぞれ畝の見た目や高さは違いますが、基本的な考え方は同じです。 畝幅の決め方 野菜の根の張り方や作物の株間(野菜同士の間隔)と作業スペースの確保、作業効率を考えて決めます。 畝の高さの決め方 多湿を嫌う野菜は水はけのよい高畝で育て、乾燥を嫌う野菜は低畝または平畝で育てます。 乾燥しやすい土壌は畝を低くし、土質が重く水はけの悪い土壌や、作土層が浅い場所では畝を高くします。 特に粘土質土壌の場合は、高畝で栽培すると根腐れを防ぐことができます 水はけが良すぎる砂質土壌の場合は、低畝または平畝で栽培すれば乾燥を防ぐことができます。 梅雨時期や雨の多い地域の場合は、畝を高くすれば排水を良くすることができ、夏場の乾燥しやすい時期や温暖な地域の場合は、畝を低くすれば水分を保持することができます。 畝の向きの決め方(方角) 畝の方角は、日当たり・風通し・水はけを考慮して決めることが大事です。畑の環境に合わせて、最適な方角を選ぶことができれば、野菜を健康に育てられます。 1. 日当たりを考慮して方角を決める 2. 風通しを考慮して方角を決める 3. 水はけ・土地の傾斜を考慮して方角を決める 基本的な畝の決め方の例 まずはこれを基本にして、慣れてきたら栽培地の環境に合わせて変化させていきましょう トマトやナスなど実野菜の畝 畝幅:90~120cm(1条~2条) 畝高:20~30cm(高畝で水はけを良くする) 株間:40~60cm 通路幅:50~60cm ホウレンソウや小松菜など葉野菜の畝 畝幅:60~90cm(2条~4条) 畝高:5~10cm(低畝で水分を保持) 株間:10~20cm 通路幅:30~40cm ダイコンやニンジンなど根野菜の畝 畝幅:60~90cm(2条~3条) 畝高:10~20cm 株間:20~30cm 通路幅:40~50cm 畝を立てる前の準備 畝を立てる前に次の準備を終わらせておくと、スムーズに畝立て作業ができます。 1. 雑草や石などの障害物を取り除く 2.土を耕して堆肥や肥料を混ぜる 3.土を寝かせる(できればでOKです) 畝の立て方(基本の作り方) 1. 畝の種類を決める 2..土を盛る(畝の形を作る) 3.畝を均す 4.畝の肩を固める 5.必要に応じてマルチを張る 種類別の畝作りのコツとポイント 高畝を作るときは、通路からしっかり土を集め、高く盛りましょう 土が崩れやすいので、マルチを張ると効果的です。 低畝を作るときは、用土はあまり盛らず、通路より少し高くする程度にしておきます。乾燥を防ぐため、ワラやマルチを活用するのも有効です。 平畝を作るときは、特に畝を立てずに、耕した土をそのまま使います。 水はけが悪い場所では不向きなので低畝も検討しましょう。 鞍つき畝を作るときは、中央をやや高くし、両端をなだらかに低くしておきます中央付近は大雨でも水が溜まりにくく、乾燥も防げるので、多湿に弱い野菜を中央に植えましょう。

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