人間国宝の三代目・神田松鯉先生は講談を一生の仕事と思い定める前に約十年間、舞台俳優として身を立てようとされていました。この聞き書きでは、文化座や民衆舞台の研究生、歌舞伎俳優・中村歌門の門人となった若き修行時代の思い出を松鯉先生に語っていただいています。聞き手は、日比野啓、神山彰、川添史子、和田尚久の四人。2021〜2024年度科学研究費・基盤研究(B): 「戦後演劇史の再構築:オーラル・ヒストリーからのアプローチ」(研究代表者・日比野啓)の助成を得て、以下のサイトで全文を読むことができます。
日本近代演劇デジタル・オーラルヒストリー・アーカイヴ
http://oraltheatrehistory.org/
このビデオ映像は、 この聞き書きの一部 を収録したものです。
「日本近代演劇デジタル・オーラルヒストリー・アーカイヴ」は 同名の科研費 (2014~2017年度) および上記の科研費による助成等を得て、 約40人の俳優・演出家・スタッフ・評論家・研究者の人々に聞き書きを 行い、 1930~80年代の演劇文化を紙上に再現しようという試みです。