スペインの大学の研究チームが「ティーバッグで淹れたお茶にマイクロプラスチックが入っている」という発表をしました。
「そうか、ティーバッグが危ないのか」というと、それは誤解です。
マイクロプラスチックはナイロンなどのプラスチック製ティーバッグでの実験結果のお話で、ティーバッグの包材シートの材質には生分解性のものもあります。
生分解というのは、バクテリアの働きで分解されて土に還る性質です。
生分解プラのティーバッグは、マイクロプラスチックの元になる石油製品のプラスチックではなく、トウモロコシ由来のデンプンで作られています。
ティーバッグでは、近年、製造者の意識の高まりから生分解のものも増えています。
一方で、世の中の多くの人が日常的に引用しているペットボトル飲料にマイクロプラスチックが含まれるという研究結果もあり、ティーバッグを特別に危険視するのは間違いです。
特に安全意識が高く、マイクロプラスチックが絶対に嫌な場合は、昔ながらの陶器製の急須を使えば、マイクロプラスチックは絶対に入りません。
なぜなら、陶器でも茶こしの金網でも、プラスチックを使用していないからです。
茶殻の片付けが面倒な急須に対して、私がお勧めしたいのはコーヒードリップ方式でお茶を淹れることです。
金属製や陶器製のプラスチック不使用のドリッパーを使い、ドリップフィルターも、原材料が木材パルプであるコーヒー用の紙フィルターを使えば、浸出液にプラスチックが入る余地はありません。
また、ドリップタイプはフィルターごとつまんで生ゴミへ捨てることができるので、茶殻の処分がとても楽です。
マイクロプラスチックが気になる人々に捧ぐ、ティーバッグでもペットボトルでもないオススメのお茶の淹れ方、それはコーヒードリップです。
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