2022年に実施されたクラウドファンディング「古墳時代の大王が眠る! 佐紀古墳群を航空レーザ測量し真相解明へ!」は、無事目標金額に到達し、軽飛行機によるレーザ測量が行われ、2023年にオンライン説明会が開催されました。
このチャンネルではそのプロジェクトに出資し、チャンネル開設の目的だった「古代史研究のためのクラウドファンディングに収益を寄付したい」という夢をかなえることができました。
今回のこのシリーズでは、レーザ測量が行われた古墳を、実際に歩いて巡ります。
最終回となる今回は、佐紀古墳群最西端に位置する五社神古墳を訪れます。
全国でも12位、佐紀古墳群の中で最大とされる大きさを誇る五社神古墳は、神功皇后陵墓として宮内庁に治定されています。北側の山から奈良盆地へ向かって伸びてくる尾根の途中を切って造成されたと考えられていますが、北側の後円部が尾根に邪魔されて周濠と後円部一段目がない一方で、南側には広々とした空間があることから、尾根はここまでだったとする説もあります。そうなると、現在「山陵八幡神社」が存在する場所の高まりが不自然に思えます。これは一体何なのか。尾根の先端か、それとも?
そうした地形的なことに思いを馳せる一方で、この佐紀古墳群を造成した王朝についても考えます。知れば知るほど興味深い、佐紀古墳群。また訪れてみたくなった場所でした。
#佐紀古墳群航空レーザ測量速報成果資料集より転載
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#麛坂皇子と忍熊皇子の反乱
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#佐紀古墳群
【関連動画】
「佐紀盾列古墳群② なぜ佐紀盾列グループは凋落したか きっかけとなった事件~麛坂皇子と忍熊皇子の反乱を語る」
https://youtu.be/dIPZSuuOJzI
「ご報告・ついに夢をかなえることができました」
https://youtu.be/2JwchzJK_pg
【帝塚山大学考古学研究所ユーチューブチャンネル】
https://www.youtube.com/channel/UC-aOcqnMd1dcojLiO8Cm5WQ?view_as=subscriber