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【恋の和歌】~恋とは?「片想いから悲しい別れまで」~(『古今和歌集』 )

短歌一期一会 11,990 3 years ago
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今回は最初の勅撰和歌集である、『古今和歌集』から恋の歌をご紹介します。 恋の部は一~五に分かれていて、片思いの恋愛の初期の段階から、ついには破綻に至る過程を、時系列で段階的を追う構成となっています。 それぞれの代表的和歌とそのエピソードを取り上げました。 在原業平 見ずもあらず見もせぬ人の恋しくは あやなく今日やながめくらさむ (巻第十二恋歌一476) 小野小町 思ひつつ寝ればや人の見えつらむ 夢と知りせば覚めざらましを (巻第十二恋歌二552) うたたねに恋しき人を見てしより 夢てふ物はたのみそめてき (巻第十二恋歌二553) いとせめて 恋(こひ)しきときは むばたまの 夜(よる)の衣(ころも)を返(かへ)してぞ着(き)る (巻第十二恋歌二554) 壬生忠岑 有明のつれなく見えし別れより 暁(あかつき)ばかり憂(う)きものはなし (巻十三恋歌三625) 素性法師 今こむと言ひしばかりに長月の 有明の月を待ちいでつるかな (巻十四恋歌四691) 伊勢 三輪の山いかに待ち見む年ふとも たづぬる人もあらじと思へば (巻十五恋歌五780) #古今和歌集#和歌#恋

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