まつまさ金剛山麓駐車場
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からスタートして、登りはツツジオ谷コース。下りは千早本道で、帰ってきます。
今回は、
①ツツジオ谷コースで、二の滝を見る。
②モミジ谷コースで、第六堰堤を見る。
↑この2箇所が氷瀑で有名らしい。
③ゴジュウカラが手に乗って欲しい。
④雪の転法輪寺で不動明王を撮る。
⑤金剛山のキャンプ地で一泊する。
っていう目標で、週末の金剛山に
行きましたが、
結果②は行程からキャンセルしました。
きっと金剛山は、今後の人生で毎年行くことになりそうだから、楽しみはとっておきましょう。
今回も例のごとくテント泊です。
いつも出発前にリサーチするんですけど、金剛山だけ登って、一泊して帰ってる人のレビューが少なかったので、どんな山行になるのか期待しながら登りました。
結論めっちゃ良かったです。
関西が誇る名山だなぁと感じました。
民に愛されているのがなんか伝わる感じの山でした。
金剛山は、例えばテント泊を試してみたい人とか、
遠くの冬山で一泊するのはちょっと不安やからまずは近場の「お試しテント泊」してみたい人にとって、オススメできるかもしれません。
この金剛山にあるキャンプ場「ちはや園地」は、年中営業していますし、寒くてどうしようもなくなってしまったらビジターセンターに自販機もあるし、24時間避難出来るような小屋もあるので安心です。
なにより一泊、500円 / 1サイトというリーズナブルな料金設定も魅力です。
トイレは最近温かい便座になったと貼り紙があり、まじで神です。キレイなトイレにまじで感謝です。
ツツジオ谷ルートは、おそらく中級者向けのルートで、チェーンスパイクやスノースパイクが必須です。
道中、おにぎりの形に似た「おにぎり岩」でお昼ごはんにおにぎりを食べて
氷瀑で有名な「二の滝」では、滝が凍った幻想的な現象を見ました。
聞いた話ではもう大分溶けかけているらしいし、近頃は暖冬の影響とかなんとかで、昔と比べて迫力が無くなった。といった記事も読みましたが、なんのなんの。
「氷の華は散り尽くして漸く大紅蓮氷輪丸が完成する」と日番谷冬獅郎も言ってますし
要するに毎年どのタイミングだって見時です。だってこんなにも感動しているのだから。一見の価値有り有りです。
そして、
山頂にある転法輪寺で雪の帽子を被った不動明王を撮って、キャンプ地では
なんとゴジュウカラが手のひらに乗ってくれました。
ゴジュウカラ(五十雀)は、本州では1000m位のブナ帯から亜高山帯に棲んでいて、大阪近郊では金剛山や大和葛城山などでしかなかなか見ることができず、
今年の正月に朝イチから大和葛城山で探したけれど見つける事が出来ませんでした。
今日はリベンジ。金剛山で撮ることが出来ました。
金剛山の野鳥は人によく慣れていて、
特にこのカラは、しばらく見つめ合った状態で写真を撮らせてくれました。ありがとうございます。
ゴジュウカラは日本でただ一種、
垂直の幹を真下に向かって歩くという特技を持っています。
街では見ることが出来ない山鳥なので、
とてもテンションが上がりました。
日曜日ということもあってか、
朝早くから、ロクヨン構えて鳥を撮ってる人がいました。
鳥好きの人は「由来」を調べる事が好きな傾向にあるらしく、その鳥の名前がつけられた由来を調べるみたいです。
ネットを徘徊していると、シジュウカラの名前の由来は沢山出てくるのに対して、ゴジュウカラの名前の由来はあまり出てきません。
例えば、
むかしは四十歳で初老、五十歳で老人だったので、ゴジュウカラの青みがかったグレーの羽を老人に見立てて、この名前がついたという説がありましたが、
なんそれ?って感じがしました。
また、
カラ類の「カラ」は「同胞=はらから」に由来するもので、要するに「同じ仲間」を意味する言葉だそうです。これも諸説あるみたいなんだけど、
信ぴょう性を持たせたのが次の一句。
「むずかしや どれが四十雀五十雀」
シジュウカラ = 四十雀
ゴジュウカラ = 五十雀
これは、小林一茶が読んだ句です。
これが今回一番の収穫でした。学びでした。
これは昔、なんでやんねん。と、
全然見た目がちゃうやんけと、思ってました。
遠目に見てもわかるくらい、全然違う鳥やん。と思ってましたが、
どうも冬になると、カラの仲間は種の境を越えて入り混じるように群れを作って森の中を飛びまわるらしいんです。
確かに今日は、他にシジュウカラとヤマガラも同じ場所で見かけましたし、
実際に飛び交ってる彼らを見てあれはなんの鳥や?と迷ってしまいました。
たぶん一茶は、そんな風に仲良く群れる彼らを眺めて、なかよしこよしやなぁと感じてさ、
どれがどれとか これがこれとか そういうのが無い世界観を詩にしたのだとすると、
つまり昔からダイバーシティっぽい考え方ってのは、あったんやろうなぁと、思って、妙に納得出来ました。
まだ登ってない山を登りたいという好奇心も、レアな鳥を見つけるのも、新しい道具を買いたくなる衝動も、
経験した事を改めてネットで調べまくるのも、とても楽しい行為です。
#ゴジュウカラ 26,386件
#コゲラ 80,153件
#ヤマガラ 128,978件
#シジュウカラ 158,254件
インスタグラムという写真や動画を投稿・閲覧できるSNSのアプリで
ハッシュタグを調べると、
良く見る鳥との比較が投稿件数から確認出来て(レア度が顕著で)面白いでゅふ。インスタが国民的アプリだからこそとれる統計だと思います。
※小林一茶は、2万個くらい詩を作ったピカソとかモーツァルトみたいなタイプのアーティストで、江戸三歌人の中では一番印象に残ってるひとりです。
夜中にほろ酔いで活動メモを書くと、止まらないのでこのへんで。