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①雪止めを付けた方が良い場合②当社が雪止めを付けない理由③雪止めが機能しない家

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00:00 はじめに 01:49 ①雪止めを付けた方が良い場合 07:56 ②当社が雪止めを付けない理由 12:13 ③雪止めが機能しない家 今回のテーマは、雪止めについてです。 この動画を撮影しているのは11月ですが、温暖化の影響もあるのかそんなに寒くはありません。また、最近はあんまり雪が降らないですよね。福井県辺りではすごく雪が降るけど、群馬県の沼田市では、街中では降らず、スキー場の方はちょっと降るかなという感じです。私自身は群馬県の太田市に住んでいますが、雪が降って、屋根の上に雪が溜まって、ドカンと溶けながら落っこちてきたという思い出があるのは、7年前の2017年ぐらいです。屋根に太陽光パネルを載せていれば滑っちゃうから溜まらないけど、そうでなければ溜まってしまいます。 何でこんな話をしているのかというと、当社のお客さんからいただいた質問の中に、「子育て設計さんの家には、あんまり雪止めがついてないですが、つけないんですか?」と書いてあったからです。その方は群馬県の方じゃないから、もしかしたら群馬県は雪が降るというイメージがあったのかもしれません。私は、なかなかいいところを見ているなと感じました。 雪止めにはいろんなタイプがあります。ガルバだったらL型のアングルをつけたり、縦ハゼ葺きだったら蝶々の羽みたいなものをつけたりします。これにもランクがあって、蝶々の羽みたいなものはそんなに効きません。その次に聞くのがL型のアングルかなという感じです。実は当社では、それよりもさらに効く、絵のような感じのものをつけたことがあります。私は建築業界に入って35〜36年経ちますが、それをつけたことがあるのは過去にも1回だけです。 街中に、北側にギリギリ寄せないと納まらないお家を作ったことがありました。そして裏側のお家はさらに狭い敷地にあるので、南側にギリギリ寄っており、なおかついろんなものが置いてある状態でした。さらにその家の人同士の仲が悪く、仮に雪が降って隣家に落ちたら、とんでもない勢いで文句を言われる可能性があったため、つけたという経緯があります。一番いいのは、家を前に持ってきて裏の隙間を作ることですが、それはなかなか難しいです。そこでいろいろ調べたところ、確実にストップするものがあるとのことで、ショベルカーのようなものをつけました。つけた後に大雪が降ったので、結果的には役に立ちましたが、雪の溜まり方がすごくてなかなか溶けなかったようです。 そういうわけで、当社では雪止めはほぼつけません。さっきの話のように、街中で裏の隙間がなかなか取れない時にはつけます。雪が落ちても裏が畑ならまだいいですが、家が迫っている場合には問題が起きるかもしれないからです。また、雪止めをつけておいて雪が落っこちた場合と、雪止めをつけないで雪が落っこちた場合とでは、結果論にはなりますが、つけておけば言い訳が効きますよね。それに、相手の感情も違うと思います。そのため、つけておいた方がいい場合もあります。 当社では、総2階の家はほぼ作りません。田舎で作るとなると敷地がそこそこあるので、ほぼ平屋という、1階が広くて2階が小さいような家を作ることが多いです。また、総2階の家を目いっぱい建てたら、裏のお家の日当たりが悪くなります。今は太陽光パネルを載せるお家が多いので、なるべく等しく太陽光を活用する必要があると思うので、絵のような土地と隣地境界線の場合には、家の形を工夫して2階をセットバックにすれば、隣に家が建っても光が入りやすくなり、隣家同士のイザコザもなくなると思います。こういうことにも気をつけるべきです。 そもそも屋根に雪を溜めない方がいいので、沼田市の家なんかでは、屋根をフラットにして雪止めをつけたりもします。太田市や埼玉県だとそんなに雪は降りませんが、溜まらないうちに落としちゃった方が却って安全です。こういう風にすることで、隣家に雪が落ちるリスクはほぼなくなるので、「雪止めをつけなくてもいいんじゃないの?」という感覚が私の中ではあるわけです。そうは言っても、まかり間違って溜まってしまうこともありますが、何年か前に大雪が降った時にも、お客さんからクレームをいただいたとか、事故が起こったということはなかったので、こういう方法でいいのかなと思っています。 当社のホームページを作っている方は既に家を作られた方なんですが、「雪止めをつけるかどうかという話をしたこともないし、勝手についていたんですけど、あれはつけなくちゃいけないものなんですか?」と質問されました。当社では基本的にはつけませんが、つけた方がいい時にはお客さんに言っています。そもそも、雪止め1つとっても、今は話し合ったりしないんでしょうね。意外に大事なところなので、その点はちょっと不思議に思います。 他の動画でも言いましたが、軒ゼロぺったんこな家で雪止めがついているという家を見かけました。屋根自体がすごく長いので、雪止めをつけても雪は流れない気がしますが、あくまでも雪止めをつけるという標準施工だからつけているのかなと思いました。お施主さんは雪止めがついているかどうかもわからないと思うし、職人さんもつけるという前提があるからつけているだけなんだと思います。ただ、細かいことですが、コストはかかるし、周りの環境によっては落ち葉が溜まることになるかもしれません。 いずれにしても雪止めは、何となくついていたり、「この場所についていてもしょうがない。」と思うようなことがよくあります。特に何の理由もなくつけているんだとしたら、もったいないです。昔はそういうことを考えながら家を作っていたはずですが、今の家づくりでは、誰もわからない、何の意味もないようなことを何となくしている感じなんだろうなと、思ってしまいました。 -------------------- 住宅会社の営業さんが知らない、 家づくりの正しい知識をお話しします。 もっと詳しい(さらに本音の)内容を メルマガでお届けしています。 毎週月・水・金に配信中。 登録はメールアドレスだけでOK。 メルマガ登録はこちら。 https://www.kosodate-sekkei.co.jp/magazine/ チャンネル登録はこちら。 https://bit.ly/kosodate__youtube 当社ホームページはこちら。 https://www.kosodate-sekkei.co.jp #子育て設計 #雪止め #屋根 #近隣 #太陽光 #群馬県 #前橋市 #注文住宅

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