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原作のドラマ化で注目 青森市在住の「週末作家」 テレビ初取材!その正体とは…?

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アイルランド出身で青森市在住の作家の小説が、全世界に配信されるドラマの原作に採用され話題となっています。「週末作家」と呼ばれ、その正体は謎に包まれていましたが、今回初めてテレビ取材に応じてくれました。実は、取材した稲葉千秋アナウンサーと関わりがある人でした。 訪れたのは、青森明の星高校。 【コリン・オサリバンさん】 「また会えてうれしいよ」 【稲葉千秋アナウンサー】 「ありがとう」 【コリン・オサリバンさん】 「カメラマンさんも、よろしくお願いします」 「間違えたところを確認して、短い英会話をしましょう」 アイルランド出身のコリン・オサリバンさん、50歳。妻と2人の子どもと青森市内で暮らしながら、平日は英語の教員として働いています。 私も高校時代、オサリバン先生から英語を教わりました。十数年ぶりの再会です。 【稲葉千秋アナウンサー】 「あなたが小説家だとは知らなかったので、とても驚きました」 【コリン・オサリバンさん】 「本当に?これまでは私生活はすべて内緒にしていたけれど、今はもう皆知っているよ」 そのオサリバンさんのもう一つの顔は「週末作家」。20年以上にわたって週末に執筆活動を行っています。 10年前の2014年に、作家としてデビュー。これまで6冊の本が出版されていて、フランス語やロシア語などにも翻訳されています。 そして2024年、3作目の「ザ・ダーク・マニュアル」が、アメリカの動画配信サービス、Apple TV+のミステリードラマ「サニー」の原作に採用されました。 【稲葉千秋アナウンサー】 「小説のドラマ化、おめでとうございます。お気持ちはいかがですか」 【週末作家 コリン・オサリバンさん】 「ありがとう。とてもうれしいし名誉なことだなと感じています。原作者として、私が頭の中で創造したキャラクターがテレビ画面で生き生きと描かれていて、とてもワクワクしています」 今回ドラマ化された「サニー」は、西島秀俊さん演じるロボット研究者の夫と、8歳の息子を飛行機事故で亡くしたアメリカ人女性が、人工知能=AIに立ち向かい、真実を暴くダークスリラーです。 この作品で伝えたかったことは。 【週末作家 コリン・オサリバンさん】 「テクノロジーと自然との対立です。最近は、日本でも世界中でもAIが大きな話題となっています。数年前、私はAIについて考え始めました。きっかけは、私が見たロボットの悪夢でした」 ロボットを家に持つことは良いことか悪いことか。そして、何を引き起こすのか。自身が感じた疑問を物語に投影しました。 ドラマ化に合わせて「サニー」の日本語版が、9月24日に発売されました。 「週末作家」として活躍するオサリバンさん。そもそも、なぜ作家になったのでしょうか。 【週末作家 コリン・オサリバンさん】 「幼い頃から短い詩や物語を書いてきました。物語がどんどん大きくなっていって小説になったのです。書くことは私の習慣です。いつもやっていることなので止められないです」 青森で書き続ける理由は、自身が感じる「孤独感」からでした。 【週末作家 コリン・オサリバンさん】 「もし、私が故郷のアイルランドにいたら、もっと気が散っていたでしょう。スポーツ観戦をしたり、友人や家族と会ったり楽しいことをしていたと思います」 「日本にいる方が孤独感を感じ、自分と向き合う時間があります。より創作活動に集中できるのです」 注目されても、生活は変わらないと話すオサリバンさん。次の目標は。 【稲葉千秋アナウンサー】 「週末作家としての目標は何かありますか」 【週末作家 コリン・オサリバンさん】 「週末作家としての目標か、良い質問だね。私の目標は、諦めずに続けることです」 「教員として生徒に接する時も、週末作家として書き続けることもエネルギーを注いでいます。それが私の挑戦です」 「挑戦し続けること。ベストを尽くします」 【稲葉千秋アナウンサー】 「あなたならできますよ」 【週末作家 コリン・オサリバンさん】 「ありがとう」 【稲葉千秋アナウンサー】 「ありがとうございました」 【週末作家 コリン・オサリバンさん】 「どういたしまして」 オサリバンさんの小説「サニー」は、青森県内の書店や、インターネットで購入できます。ドラマは、Apple TV+で全10話が配信されています。 オサリバンさん、次は妖怪など、日本のホラーを書きたいということです。これからの活躍も期待しています。

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