石井ふく子プロデューサー(97歳)と草笛光子(90歳)の初めてのロング対談。二人の縁を結んだのは女優・香川京子。石井と草笛の初仕事は東芝日曜劇場『女と質屋』。以来、ドラマと舞台、私生活でも長い付き合いが続く。
草笛が初めて挑んだ橋田壽賀子脚本の東芝日曜劇場『縁談』では、義弟と義妹に気を使い再婚に逡巡する美人姉を艶やかに演じる。
『渡る世間は鬼ばかり』で山岡久乃と一緒に、子どもたちの愚痴を言いながら酩酊するシーンが笑いを誘う。
平成28年放送の『ふつうが一番』では作家・藤沢周平の母親を好演。ご紹介するのは、金をせびりに来た周平の従兄を厳しく突き放すシーン。場面は古い橋の上。厳しい中にも優しさが滲む演技は、石井プロデューサーのお気に入り。
和服の知識が豊富な石井プロデューサーによる、着物の粋な着こなし指南もたっぷり。