▼春三たび あらすじ▼
若き武士・和地伝四郎とその妻・伊緒は、結婚してわずか一月足らずであったが、伝四郎が突如、戦乱鎮圧のため出陣を命じられる。
侍として晴れの戦場に挑む喜びを抱きつつも、「少しも生きてかえる心はないーーもしまだ身籠っていなかったら、離別して実家へもどってほしい」と覚悟を語る伝四郎。
伊緒は静かに運命を受け入れるが、その胸には不安と哀しみが渦巻いていた。
まだ家族としての絆が浅いふたりの別れ、そして後に訪れる試練を前に、伊緒はどのように武家の妻としての道を歩んでいくのか…
毎週土曜日20:00は山本周五郎作品を配信中
現在は「日本婦道記」の31篇を順番にお届けしています
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▼日本婦道記とは▼
600を超える作品を世に生み出したと言われる山本周五郎が、江戸時代の武家社会に生きる女性たちの物語を連作短編として紡いだ歴史小説。
昭和17年から18年にかけて雑誌「婦人倶楽部」に掲載されたこの作品群は、繊細な筆致で女性たちの強さや葛藤を鮮やかに描き出し、第17回直木賞に選ばれるも、山本自身が受賞を辞退したという逸話も持つ。
読む者の心を打つ、普遍的な人間ドラマがここに詰まっています。
▼語り▼
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0:00 タイトル
0:12 一章
9:31 二章
18:02 三章
28:17 四章
39:32 五章
49:25 六章