紅葉美しい晩秋の晴れた日に神戸相楽園で煎茶会を開催しました。
まだコロナ禍にあり、一部マスクを使用していますが、主客の和から成る温かい空間となりました。
煎茶会がはじめてという方にも、非日常の心洗われるひとときをご覧いただきたく存じます。
「いつの時代も大切な心のあり方」
私たちの身のまわりは今、さまざまな面ですさまじいテクノロジーの進化が起きています。
ライフスタイルの中心にある価値観も、高価なものを良しとする「モノ消費」から、体験を重視する「コト消費」、特定の場所や時間を楽しむ「トキ消費」、さらに社会的・文化的な価値への共感として選択する「イミ消費」へと変化し続けています。
しかし、どれだけ価値観が変わっても「思いやりの精神」の大切さは変わらないのではないでしょうか。
現代は誰でも手軽に、世界中へ情報発信ができます。その根底に思いやりがなければ人々は傷つけあい、大きな争いに発展してしまうこともあるでしょう。
高度な情報社会になればなるほど、他者、社会、環境に思いを馳せ、どのようにすればみんなのために貢献できるかという思いやり、利他愛がますます重視されるはずです。
小笠原流煎茶道の日々の稽古では、日本の茶文化や季節の行事に触れながら、人間力を養い、人として大切な「心のあり方」を学びます。
あなたもまずは、心を込めてお茶を淹れることからはじめてみませんか?