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吊り掛け(ツリカケ)音が鳴り響く遠州鉄道の旧型電車

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遠州鉄道にはかつて吊り掛け駆動の旧型電車が多数活躍していました。ここではそんな彼らの活躍を懐かしんで見ていきましょう。 遠州鉄道の鉄道路線は、新浜松駅と西鹿島駅を結ぶ1路線のみとなっています。架線電圧が750ボルトと独特なこともあり、基本的に自社発注の新車を導入しています。そのような経緯もあり、昭和50年代になっても旧型の新車を導入していました。これは、大きな走行駆動音を出す「吊り掛け駆動」を最後まで導入していたことを意味しています。そのため、平成の終わりになっても、旧型のスタイルで旧型の走行音が普通に楽しめる通好みの私鉄となっていました。 さすがに寄る年波には勝てず、新車が導入されると徐々に引退していきました。モハ30、クハ80の引退に際し、新浜松駅で展示されましたが、今では見られない方向幕が見られました。貴布祢は、現在の浜北駅を昭和52年に改称したもので、当然ながら現在の車両では装備されていません。 そして、これら旧型車も遂に終焉の時を迎えました。最後まで残ったモハ25、クハ85は、2018年に引退興行を行いました。遠州鉄道が独特だったのは、ほかの吊り掛け駆動が加速時だけモーター音がするのに対し、減速時にもモーター音がすることでした。その音をご確認ください。 こうして、遠州鉄道の旧型電車はすべて姿を消しました。長い間のご活躍、ありがとうございました。

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