令和5年7月5日(水)のお稽古
「平花月之式」を編集しました。
60代から84歳の5人で花月のお稽古をしました。
立ったり座ったりが思うようにいきません🙏
七事式は、茶道における精神、技術を磨くために制定された7種類の特種な稽古法のことです。
(1)数茶(かずちゃ)
(2)廻花(まわりばな)
(3)廻炭(まわりすみ)
(4)且坐(さざ)
(5)茶カブキ(ちゃかぶき)
(6)一ニ三(いちにさん)
(7)花月(かげつ)の7種類です。
それぞれに「禅の精神」による裏付けがあります。
裏千家の七事式には、後に追加された稽古法も存在し、全部で24種類あるとされています。
花月之式は七事式の中で最初に制定されたものといわれ、七事式の根本とされます。無学宗衍(むがくそうえん)和尚が、この花月之式によせられた偈頌(げじゅ)に「互換機鋒看子細(ごかんのきほうしさいにみよ)」とあるように、絶えず他の動きに注目して、変化があっても少しも動じず、それに応じての動きができるように子細に動作を見ていなければなりません。
このことからも花月之式は、全員が少しの隙もなく、終始緊張感を保たねばならない式だといえるでしょう。
炭付(すみつき)、濃茶付、壺荘付(つぼつきかざり)といった習事の付属した付物(つきもの)花月や、一座に貴人の加わる場合、四畳半の席や逆勝手の席の場合など多種多様の式があります。
その基礎となる花月之式を正しくは「平花月之式」と称します。