藤原道隆は、長男として早くから後継者に位置づけられて30代で大臣に就任するなど、2代目として順調に出世を重ねていました。
兼家の死後に権力者の座を引き継ぐも、強引な政治手法で周囲の反発に対抗するために身内びいきを重ねさらに反発され、道兼 道長 詮子ら兄妹からも自身の子を優遇する姿勢に反発されるなど、周囲と協調しない大雑把な性格も相まって次第に四面楚歌に陥っていきます。
元々豪放な性格の道隆は大酒飲みとしても知られ、飲酒が祟って糖尿病を発症しており、体調不良から焦るように権力強化を進めて孤立を深め、ついには権力者となってわずか5年で亡くなってしまい、一族を襲う悲劇の幕を自らの早すぎる死で開けてしまうこととなりました。
今回は、父の強引な政策を引き継ぎ、周囲の反発を無視できるほどの完璧な政治体制を築き上げるも、自らの不摂生で全てを壊してしまうこととなった藤原道隆の生涯について紹介します!
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参考文献
倉本一宏『藤原伊周・隆家:禍福は糾へる纏のごとし (ミネルヴァ日本評伝選)』
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服部敏良『王朝貴族の病状診断〈新装版〉』
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山本信吉『摂関政治史論考』
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【目次】
01:31 藤原道隆の出自
07:13 藤原兼家死後の藤原道隆
13:24 藤原道隆の最期
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