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写真の選出から編み方まで、いちからじっくり考えてみましょう。トモコスガのポートフォリオレビュー 山本麻耶さんの回

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👍️ 【無料配布】台割テンプレート(Macアプリ・numbers用) https://drive.google.com/file/d/1xwicII1tIFjUvBnwnTawpg57g9a_f342/view?usp=sharing 👍️ 山本麻耶さんのTwitter 📸 https://x.com/maya__y 👍️ 山本麻耶さんのインスタ 📸 https://www.instagram.com/maya___camera/ 👍️ 「イルカいないか。」ステートメント 2020年夏、眠るのが怖かった子供の頃の記憶がある映画をきっかけによみがえった。目を瞑ると重ねた時間も関係性もお構いなしに強制終了され体が消えて、残された心だけが光の一切ない広大無辺で真っ暗な宇宙のような場所へ誰も彼もばらばらに放り出される。あの頃より怖かった。 人生って当たり前に終わる。いつかはわからない。それなのにいまなにができる。なにもかもなくなる。虚しい。 2020年冬、暗い気持ちに占領されて眠れずにInstagramを眺めていたら、数秒程度の動画に知人の姿があった。自宅の台所にいる何気ないその姿は自分の選んだ場所で真っ直ぐ生きている人に見えた。何となしにスマホの画面に映らない内側を想像した。その人生を虚しく無意味だと勿論思わないように、私の今も同じでこれでいいんだとあっけなく腑に落ちて暗闇が薄れた。忘れてまた繰り返したくなくて、共通の友人を通じて彼女に写真を撮らせてほしいと連絡した。 2021年、春を迎える前に撮影を始めた。対象は彼女とその猫と庭だ。生活は普遍的で個別で似た姿をしていても完全に重なることはない。 彼女と猫の日々が愛おしいように、私の生活も愛おしいものなのだろう。 撮ることは他者への共感と肯定で、自分自身の肯定と解放でもある。 I am you, and you are me. あなたは私で私はあなた。 人と猫、庭の草木、伸びる髪の毛、変わるもの変わらぬもの、今ここに在ることを見つめていこうと決めた。 これは私なりの人生讃歌で猫讃歌でメメントモリだ。 2025年、昨年末の撮影でいつも車の鍵にぶら下がっていた水色のイルカのマスコットが無くなっていることに気付いた。いつか元の場所に戻ってくるのか、処分されたのか。その小さな変化を呼び水に自分が何を写してきたかを見直して写真をセレクトした。 タイトルの「イルカいないか。」は不在によって私の中でより色濃い存在となったイルカのマスコットからつけた。 思いがけない着地となった。 👍️ トモコスガが編集したバージョン 「土と牙のしじま」  数年前の夏、とある映画を観たのが引き金となって、古い感覚が蘇った。世間一般では愛らしいファンタジーモンスターの物語として親しまれているその映画は、夜眠るのが怖かった子供の頃の自分をなぜか思い出させた。  この想起がきっかけとなって、目をつむると、重ねた時間も関係性もお構いなしに強制終了されて体が消え、残された心だけが、広大無辺で真っ暗な宇宙のような場所へ、誰も彼もばらばらに放り出される感覚を覚えるようになった。  その冬、暗い気持ちに占領されて眠れずにインスタグラムを眺めていたら、数秒程度の動画に知人の姿があった。台所に佇む何気ないその姿は、自分で選んだ場所でまっすぐ生きているように映った。なんとなしに、スマホには映らないその内側を想像した。私も同じように、今のままでいいんだと、あっけなく腑に落ちて暗闇が薄れた。そのことを忘れて同じことをまた繰り返したくないと思い、共通の知り合いを通じて彼女に連絡をとり、写真を撮らせてほしいと伝えた。  翌年の春を迎える前に撮影を始めた。撮る対象は、彼女とその猫と庭だ。その生活は普遍的なものだったが、どれだけ似通った日々だとしても完全には重なることがない。彼女と猫の日々が愛おしいように、私の生活も愛おしいものに感じられてきた。撮ることは他者への共感と肯定で、自分自身の肯定と解放でもある。 I am you, you are me. あなたは私、私はあなた。  人と猫、庭の草木、伸びる髪、変わるもの、変わらないもの。今ここに在ることを見つめていこうと決めた。  これは、私なりの人生讃歌。そして猫讃歌であり、メメント・モリだ。 👍️ もくじ 00:00 作品を見ていく 03:55 今回のポイント 04:10 ステートメントを読む 07:28 トモコスガの着眼点 20:36 撮った写真すべてを見る 23:50 ツーショットに見る境界線 26:20 写真のなかでの表情 29:10 撮り続ける勇気 30:08 トモコスガが選んだ写真群 31:40 顔以上に手足は人を表す 33:20 同じ日の写真は絞り込む 35:13 決まってない写真こそ味がある 37:00 本の設計図・台割の考え方(配布あり) 42:34 こんな本ができました 48:03 左右のページで写真の組み合わせを楽しむ 49:20 時間軸はバラバラにして良い 51:30 撮影動機の猫たちをしっかり見せる 54:03 笑顔でも入れたいと思った1枚 58:08 深瀬昌久『父の記憶』 1:00:14 二人の写真をどう入れる? 1:05:22 ステートメントの改善 1:06:03 今日の話の振り返り 1:08:08 トモコスガ編集版スライド --------------------------------------------------------------------------------------- ◯トモコスガの日常Twitter https://twitter.com/tomo_kosuga ◯書き下ろし記事『写真作品のステートメントを考える』 https://note.com/tomokosuga/n/n68b8f6a3f000 ◯東京都写真美術館での講演「深瀬昌久 作家活動30年の軌跡」 https://www.youtube.com/watch?v=BSSwP2TTT-4 ◯『深瀬昌久 1961-1991レトロスペクティブ』(編集と執筆を担当) https://amzn.to/47pBBLg ◯著書『MASAHISA FUKASE』 https://amzn.to/47uaWNu ◯深瀬昌久『Sasuke / サスケ』(監修と跋文を担当) https://amzn.to/3QtFQiS ◯深瀬昌久『Ravens / 鴉』(跋文を担当) https://amzn.to/3QAmHf7 ◯深瀬昌久『Family / 家族』(跋文を担当) https://amzn.to/456Uq4g ◯深瀬昌久アーカイブス公式HP http://masahisafukase.com/ ◯【後書き寄稿】深瀬昌久『RAVENS』Mack https://mackbooks.co.uk/products/ravens-br-masahisa-fukase ◯【後書き寄稿】深瀬昌久『FAMILY』Mack https://mackbooks.co.uk/products/family-kazoku-br-masahisa-fukase ◯金子隆一さんとのトーク記事『鴉の秘密 アーカイブスの謎』 https://imaonline.jp/articles/interview/20171019ravens_1/ 〜最後に〜 いつもご視聴頂き、まことにありがとうございます。今後も継続的に映像配信を行なっていくためには、皆さんからのサポートが不可欠です。寄附を募っております。以下のページから「Amazonギフト券」を寄附いただけるととても嬉しいです! 寄附額は自由に設定頂けます。寄付者のお名前は、寄付後に公開される新しい動画のクレジットに明記させていただきます。 https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/21JZ9FXNBQ0MD?ref_=wl_share

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