今回も材料紹介です。
ハカランダってわかります?そうブラジリアンローズウッドです。
ギターではとても有名な木材ですね。
サイティス・・・絶滅危惧種の第一種です。
なので材料としては基本的にもう入ってくなく、絶滅危惧種になる前に入ってきた木が日本の中でぐるぐる回っている感じでしょうか・・・
工房 楔がこの木に初めて出会ったのが櫻井銘木店さん。
23歳、大学生の時に何度目か行った際に見せて頂いたのが動画で出てくる材です。
先代がもともと材木関係の会社に務めていたに時に譲って頂いた物だそうです。
『欲しいです、売ってください』とずっと言ってきましたが、先代が引退するまで駄目だと言われていて毎回見るだけでした・・・それから25年経ち、とうとう私の手元に来たわけです。
この材にはとても思入れがあり、初めて見たハカランダですので、工房 楔としての20周年のイベントに使えるのは嬉しい限りです。
でも、持って帰って来た時、これは使わずコレクションにした方が良い!!と思いましたが踏みとどまり木取りを開始しました。
50年以上前に日本に入ってきた来たハカランダ・・・油分も程よく抜けていて、削っても黒くなく茶色です。
スパイダーウェブという、黒い線もしっかりしていて、そう、これがハカランダと認識した木です。いや、心の中で最高だと感じております。
実は全部の材を仕込みしておりません。一部コレクションに。
でも個展には持っていきますので、また見て下さい。
工房 楔にとっては特別なハカランダです。でも他のハカランダと同じ扱いで皆様には見て頂き、気に入ったら使って頂ければと思います。
またよろしくお願い致します。