かつての富津岬周辺は、遠浅で豊かな海をもつ好漁場として栄え、数多くの魚類・貝類・海苔などが水揚げされ、江戸前の食の文化を支えてきました。しかし、工業化の広がりにより、富津沖は埋立が進み、海はその姿を変えてきました。
この映像資料は平成5年に富津地区転業対策等記念事業として、かつての海苔養殖の様子を記録に残そうと作成されたものです。動画の内容は昭和34年のものであり、現在の世相・方法などとは異なります。
富津埋立記念館では、埋立以前に使用していた船などの貴重な漁業器具を展示しており、当時の漁業の様子を知ることができる施設となっていますので、ぜひご来館ください。
富津埋立記念館(富津市ホームページ)
https://www.city.futtsu.lg.jp/0000000915.html
0:00昭和三十四年の世相
1:18五月初旬-竹の仕入れと海水浸け
1:58六月初旬-海苔簀で使うヨシの調達と乾燥
2:25六月中旬-海苔網の編み込み
3:29七月下旬-海苔柵位置のくじ引き
5:10お盆明け-木ヒビ・竹ヒビ・竹グイ作り
6:14海苔簀作り
7:01海苔網の種つけ準備
7:25棒立て(海苔網支柱の設置)
8:35九月中旬-木ヒビ・竹ヒビ立て
9:40海苔の種つけ
10:14顕微鏡で種つけの状況確認
10:44青殺し
11:17海の状況に合わせた海苔網の調節
12:17十一月中旬-海苔採り(家から港へ)
12:58海苔採り(港から海苔柵へ)
13:32海苔採り(海苔採取)
14:16海苔ケタ漁
14:50パチャ
15:18海苔切り
15:32海苔づけ(アヒルづけ)
16:00大阪干し
16:39海苔はがし
17:41乾海苔の検査
18:03四月上旬-海苔網の後片付け
18:57エンディング