笠戸島
下松市街地の南海上、瀬戸内海国立公園に指定され、大自然の風光に恵まれた島。「七浦七岬」と呼ばれる変化に富んだ海岸線を持つ。天然の良港・笠戸湾を形づくり、かつては風待ち潮待ち港として多くの船が出入りした。全島の約半分を占める国有林は自然休養林の指定を受け、一般に開放されている。昭和45年の笠戸大橋(全長467.2m)の架橋を機に、風光明媚な景観を生かしたリゾート計画が進められ、国民宿舎大城の公共宿泊施設を中心に、本格的なオートキャンプ場などを備えた家族旅行や、はなぐり海水浴場などが整備されている。(「シマダス」参照)
粭島
周南市大島半島の南西端から指呼の間にある島。島名は籾殻を表す「粭」に由来し、籾殻の山が海に浮かんでいる様子に似ていることから名付けられたといわれている。独特な釣り針が考案されたフグ延縄漁発祥の地。昭和10年には島の東端に対本土架橋の小瀬戸橋が完成している。フグ、サワラ、チヌなどの高級魚の一本釣や延縄漁を中心に推移してきたが、近年人口流出が進みつつある。海をみこしが渡る「貴船まつり」が有名。(「シマダス」参照)
笠戸島、粭島は隣り合う半島のような島である。笠戸島の南端付近にある深浦集落は棚田を背景にした農漁村の佇まいが美しく、粭島は密集した漁村の佇まいが歩いていて面白い。粭集落の町並みは煉瓦壁が多く、家々も立派なものがあり、漁業で栄えた面影を残している。
集落町並みWalker
http://www.shurakumachinami.natsu.gs/hyoshi/index.htm
DataBase 粭島
http://www.shurakumachinami.natsu.gs/03datebase-page/yamaguchi_data/sukumojima/sukumojima.html