【動画レポート】スターダンサーズ・バレエ団「シンデレラ」①リハーサル&インタビュー〜リラックスパフォーマンスとは?/渡辺恭子さんラストステージに向けて
2025年2月、スターダンサーズ・バレエ団が『シンデレラ』全2幕を上演します(9日=水戸、15・16日=東京)。
今回の舞台は、通常のバレエ公演より鑑賞マナーを緩和して行う「リラックスパフォーマンス」として上演されるもの。これは障がいのある人や小さな子ども連れの家族など、劇場空間での鑑賞に不安がある人も気がねなく舞台芸術を楽しめるようにと取り組まれている公演形態で、同団では2018年から実施しています。
また、今回の『シンデレラ』公演にはもうひとつ、特別なことがあります。
スターダンサーズ・バレエ団の中心的なダンサーとして数々の作品で主役を務めてきた渡辺恭子さんが、今年度をもって現役ダンサーを引退すると発表。
この『シンデレラ』が、渡辺さんのラストステージとなります。
「バレエ公演には、当然の前提として求められている鑑賞マナーがある。それを少し下げる工夫ができれば、より多くの人たちがバレエを楽しめるようになる」と、リラックスパフォーマンスの意図を語る同団総監督の小山久美さん。
「『シンデレラ』は私が初めての主役をいただいた作品。その作品が自分の最後の舞台として巡ってきたことに運命を感じます」という言葉と共に、引退を決めた理由や現在の思いを話してくれた渡辺恭子さん。
1月中旬、スターダンサーズ・バレエ団の稽古場で行われていたリハーサルのもようと、小山さん、渡辺さんのお話を、動画取材しました。
Videographer:加藤清之(GRANCIEL PICTURES)