静岡県吉田町にある小山城。立派な天守が建つ城跡です。口コミを見てみると天守からの眺めのすばらしさや豊かな自然を感じられることが好評のよう。桜の名所でもあるようです。城好きから見ると小山城の見どころは三重の三日月堀。ひっそりと森の中に丸い形をした堀があるのです。 ところで小山城に行くと感じてしまうのが「ニセモノ感」。いろいろ整備されているのですが、現代のものと昔のものが混ざっているように見えます。天守が現代になってつくられたものであることは誰が見ても明らか。見学のメインとなる場所で、多くの方が訪れ楽しんでいるようです。展望台からの眺めはよかったですよ!ですがちょっとわかりにくいのはその前にある堀や馬出。形は整っていてきれいなのですが、本当にこんなものがあったのかな・・なんて感じてしまうのです。そして城好きが注目する三重の三日月堀。誰が見ても三重になっていることがわかる堀の跡なのですが、あまりにもうまくできているのでかえって怪しく感じてしまいます。これが本物であれば全国に例を見ない貴重な遺構ということになるのですが、そのあたりはどうなのでしょうか。