2024.10.13(日)
祝子川本流ゴルジュ遡行翌日は小積ダキの登攀へ。
九州本土最後の秘境と呼ばれる大崩山の懐の深さを知る、壮大なクライミングでした。
しかし、こういうクライミングはもう最後だなと思う。
開拓された当初はきっと11台すら登れるような環境ではなく、ボルトが主流になったとともに現在からは想像もできない苦労のうえ、また相当な情熱を持って、人工登攀のルートが開拓されたのではないかと思う。(完全に妄想の世界だけど。)
しかし、道具が発達し、トレーニング環境もあり、5.15なんて登る人も出てきた現代で、
顕著な壁の弱点を横目に、ロシアンルーレット化したボルトに命を預け、人工登攀でねじ伏せながら登頂することに随分違和感を感じた。
九州のゴルジュによくある滝のボルトラダーもそう。
私たちはやっぱり自然の弱点をつくラインに惹かれる。それがボルトに導かれるクライミングだとしても、自分の能力の限界をプッシュするようなフリークライミングを目指すことが、今を生きる者としての前向きな姿勢ではないのかしら。
そんな答えを見つけられた意味のあるアルパインクライミングでした。
今の脆弱なボルト状況もふまえ、蜘蛛の糸〜中央稜は全くお勧めしません。
と、偉そうなことを言いながら、トラブルを起こしてしまいましたが…、一生忘れられない大切な2日間になりました。
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