作詞:石坂浩二
作曲:坂田晃一
編曲:小川寛興
昭和52年1月10日発売 SKA167
にっぽんの歌第2抄・倍賞千恵子四季の歌
この曲は、森光子、石坂浩二、浅丘ルリ子主演の日本テレビ系土曜ドラマ『3丁目4番地』(1972年)の主題歌で、ビリー・バンバンの大ヒット曲です。作詞の石坂浩二さんは前作の『2丁目3番地』の終了後の1971年に浅丘ルリ子さん(寅さんのリリー役)と入籍、30年後に電撃離婚となったのですが、それを予知して作詞されたのでしょうか。恐るべし石坂浩二。でも昭和の名曲ですね。
日本抒情歌全集(2)の長田暁二さんの解説は次のとおりです。
ビリー・バンバンは関西系のシューベルツに真向から対決した東京代表の兄弟デュオで、元来は自分達の唄を歌い、他人が作ったこの唄などのりまくって歌ったものではない。それが、昭和47年日本テレビ系『三丁目四番地』の主題歌で流れ、レコードはコロムビアのウィズレーベルから発売された。ドラマ終了一ヶ月半ほどたってグーンと伸び、じわりじわりと売れてきて、学校の卒業式などに『あおげば尊し』に変わってこの唄が生徒達の間でよく歌われだした。
この曲については、倍賞千恵子の世界の斎藤幸二プロデューサーの解説もあります。
昭和47年(1972)にビリー・バンバンが歌ったヒット曲です。日本テレビ『三丁目四番地』の主題歌で、詞は俳優の石坂浩二、作曲は坂田晃一。この頃から歌謡曲にテレビの影響が大きくなり、テレビ系列局の音楽出版社が続々と誕生して、そこからヒット曲が生まれたり、作られたりするようになりました。ここでの倍賞は、ショーのフィナーレを想わせるような情感を込めて歌い上げています。
倍賞千恵子応援ページ
http://chiekobaisyou.web.fc2.com/