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めちゃくちゃ強くなりました 急成長のワケは バスケの練習にイマドキの取り組み方【コレ知ら】

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コロナ禍で学校の部活動やスポーツクラブなどで、以前に比べ、集まって練習しにくくなった中、イマドキの取り組み方で大きな成果を上げているスポーツクラブがあるんです。 目からうろこの練習法とは! 愛知県犬山市で活動している小学生のバスケットボールチーム「犬山バスケットボールクラブ」。 2021年に愛知県大会で初優勝。近年好成績をあげているチームです。 その急成長のワケは、あるものを使った練習方法。 (チームの保護者) 「本当に練習がこれでできるのかと聞いた時は思いました」 「すごくイマドキだなと思います」 「画期的だと思いましたし、僕も○○○を見てここの練習がいいと思った」 それはいったい!? 新しい練習方法のきっかけは新型コロナ。 2020年3月から体育館での全体練習ができなくなり、そこで思いつきました。 チームの指導者、河内駿介さん。 (犬山バスケットボールクラブ 河内駿介コーチ) 「コロナが来て体育館で練習できません、なので仕方ないという発想ではなくて、じゃあ何ができるか。 インスタグラムです。(子どもたちが)うまくなって帰ってきた」 犬山バスケットボールクラブのインスタグラムを覗いてみると…。 そう! 犬山バスケットボールクラブに通う子どもたちは自宅でできる練習を投稿し、それをチーム全員で共有しているのです。 中にはなわとびをしながらドリブルをしたり、さらにバランスボールに乗りながら2つのボールでドリブル練習! これらの練習のおかげでボールを扱うハンドリングテクニックが向上し、個人個人のスキルアップにつながったのです! (キャプテン 服部翔太くん(小6)) 「ドリブルのスキルとか、1対1の抜く技が覚えられました」 そして、チームの保護者たちからは… (保護者) 「いいね!が欲しいというかそういう感覚になる子もすごくいて、それで上手になっていくのが目に見えてわかった」 「ほかの子の練習も見ながら刺激を受けて自分も頑張れるので、自信になったと思う」 インスタグラムを始めてわずか1年後。 なんと創部28年で初めて愛知県大会で優勝したのです! (犬山バスケットボールクラブ 河内駿介コーチ) 「今まで体育館でしか練習ができないととらわれていたと思った。 インスタグラムとか家で練習するだけでも上手になれるんだとプレー面で感じた。 (コロナ禍による)制限があったから思いつけることはあると思いました」 ちなみに河内さんがインスタグラムを見て一番驚いた生徒は、小学5年生の三浦朝日くん。 (犬山バスケットボールクラブ 河内駿介コーチ) 「その子の家はリビングのある1室が●●●みたいになっていて。保護者たちの中でも今まではそういう発想はなかった」 いったいリビングに何が… 河内さんを驚かせたその自宅がこちら! なんとリビングに高さ3メートル5センチのバスケットゴールが。 Q.「毎日目の前でバスケットやってるんですか?」 (母 貴子さん) 「そうですね、いつもここから見ています」 Q.「ボールが台所まで飛んでくることは?」 (母 貴子さん) 「たまにありますね。なのであまり余計なものは置けない。たまにひっくり返されます」 (父 光謙(みつのり)さん) 「初めははこんな空間じゃなかったです。リビングだったので。 (チームの)インスタグラムが始まる頃に、これ邪魔だな、あれ邪魔だなと妻と交渉して、いろいろ荷物をどかせて、どんな練習ができるだろうと試行錯誤していた」 いつもは2つ年上のお兄ちゃん(遥日(はるひ)くん(中1))と一緒に練習していて、その様子を毎日インスタグラムに投稿しているのだとか! 家の中でいつでもバスケットができることに朝日くんは… (三浦朝日くん(小5)) 「ドリブルとかだったら難しい技をやりたい時にすぐにできるのがいいと思う」 河内さんも驚いたこの練習環境。 チームの子どもたちにも大きな影響があったといいます。 (犬山バスケットボールクラブ 河内駿介コーチ) 「体育館に来ている時だけ頑張っているのではなくて、インスタグラムで家でも努力している事を発信してくれたおかげで、ほかの団員たちも刺激になったと思いますし、それで自主トレを始めた子もいる」 そしてこの日午後7時30分、河内さんは、朝日くんの自宅で何やら準備を始めると… Q.「これから何をされるんですか?」 (犬山バスケットボールクラブ 河内駿介コーチ) 「Zoomでオンラインの練習。きょうは犬山の子たちだけではなくて、青森県の子どもたちと一緒に練習をします」 (犬山バスケットボールクラブ 河内駿介コーチ) 「ハイ、こんばんは!」 (オンラインの参加者) 「こんばんはー」 この日の参加者は総勢50人以上! 犬山バスケットボールクラブではインスタグラムでの練習のほかに、オンラインで県外の子どもたちとの練習も行っているのです。 (犬山バスケットボールクラブ 河内駿介コーチ) 「じゃあ朝日くんちょっとやってみて。三本木(青森県)の朝日くん、何でもできるね。みんな三本木の朝日くん、ちょっと見て。朝日くんって6年生?」 (青森 三本木MBC 滝口朝日くん) 「来年6年生です」 (犬山バスケットボールクラブ 河内駿介コーチ) 「コツがあればみんなに教えてあげて」 (青森 三本木MBC 滝口朝日くん) 「おなかに力を入れて、胴体をぶらさないようにやること」 (犬山バスケットボールクラブ 河内駿介コーチ) 「素晴らしい。ありがとう!じゃあちょっとみんなやってみて」 犬山のインスタグラムを見た他県のチームから誘われたことをきっかけに、年に数回、青森・滋賀・福岡など県外のチームと交流してバスケット教室を開いているのだとか。 午後9時、練習終了。 (青森 三本木MBC 宮本桂衣(けい)コーチ) 「犬山さんのおかげで(練習の)幅がものすごく広がった感じがしますね」 (犬山バスケットボールクラブ 河内駿介コーチ) 「そう言っていただけると嬉しいですね」 (青森 三本木MBC 宮本桂衣(けい)コーチ) 「本当に感謝です」 Q.「すごいですね、オンラインの練習って」 (犬山バスケットボールクラブ 河内駿介コーチ) 「面白いですね。普段会えない子たちなので。新しい出会いが増えれば増えるほど可能性も増えていくのは一つのメリット。シンプルにワクワクしますね」 集まって練習ができないというピンチを創意工夫でチャンスに変えてきた犬山バスケットボールクラブ。 この練習方法でバスケットの楽しさを広めることができると期待しています。 (犬山バスケットボールクラブ 河内駿介コーチ) 「遠くにいて練習に参加したい子たちは、オンラインクラスを立ち上げると、試合はできなくても練習だけでもつながりを持てたりできる。新しくチャレンジしてみたい」 2023年2月9日放送 CBCテレビ「チャント!」より

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