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駐車場の土間仕上げを考える

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▼当社のオワコンDIY記事
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今回は、外構を計画する際に絶対に欠かせない駐車場について話していきたいと思います。駐車場はその面積からも分かる通り、外構を印象づける要素の一つです。駐車場の土間に関しては、一般的にコンクリートが使用されます。コンクリートの土間の仕上げについては、コンクリートという素材自体が単一で、工程の最後に仕上げを行います。

具体的な仕上げ方法は4つあります。まず、一番スタンダードなのは「コテ(こて)抑え」です。コテには木ゴテと金ゴテがありますが、最終的には金ゴテが使用されます。木ゴテで目荒らしをし、水を引いた後、鉄でできた薄いプレートのコテで均していき、最後に表面を磨くように押さえます。次に、「刷毛(はけ)引き」があります。これは金ゴテで押さえた後、最後の仕上げに刷毛で表面を滑らせるような感じです。この方法は滑らかな仕上がりではなく、少しザラザラとした質感になります。また、「箒目(ほうきめ)仕上げ」と呼ばれる方法もあり、刷毛ではなく箒を使って表面を仕上げます。

コテ抑えは車のタイヤの跡がつきやすく、黒く汚れやすいため、刷毛引きの方が無難な選択とされることが多いです。刷毛で押さえ、箒で仕上げるスタイルもありますが、職人さんによって微妙に異なる表現があります。一番カッコいい仕上げ方法として「洗い出し」があります。これは、コンクリートに含まれる骨材の大きさによって、表面に砂味と呼ばれる細かい骨材が現れます。その砂味を押さえ、最後にセメントペースの部分をじょうろで洗い流すようにする方法です。これにより、大きな砂味が出て、独特の質感が生まれます。工法としては、骨材を撒いて表現することもありますし、押さえて砂味を出すこともあります。どちらが良いかは職人さんによって異なりますが、コンクリートを通じて表情豊かで素晴らしい仕上げが可能です。

最後に、カラーコンクリートです。この仕上げ方法は、左官の腕によって色を付けることが特徴です。コンクリートを最後に仕上げる際に、セメントの中に色粉を混ぜます。色粉にはさまざまな種類があり、赤色や黄色などがあります。これらの色粉を使用して、コンクリートの表面に色を付けます。コンクリートの成分と混ざるため、ペンキのように剥がれたりしません。コンクリートは一体なので、耐久性があり、塗料を塗るよりもマットな仕上がりで、色はあるものの落ち着いた印象があります。家庭用の墨モルタルも、一種のカラーコンクリートです。墨をモルタルに混ぜて墨の濃さで色を調整し、黒い感じや和風の雰囲気を出すことができます。

コンクリートの土間は、これらの4つの仕上げ方法を組み合わせて使うこともできます。組み合わせによって、異なる美しい表情を作り出すことができます。そして、コンクリートの表情を作るために有効な要素の1つが「スリット」です。スリットは、コンクリート全体を打つのではなく、目地を大きく切る方法です。スリットが大きければ、その中に砂利を入れたり、リュウノヒゲや芝生を植えたりして、グリーンなアクセントを加えることもできます。さらに、スリットの代わりにレンガや石で区分をする方法もあります。これは土間の印象を決定づける要素であり、プロバンス風の家などによく使用されます。最後に、メリハリをつける方法として「乱張り石」があります。これは、薄くスライスした天然石をランダムに組み合わせて、規則的な形状ではなくランダムな美しさを持たせる方法です。このような方法を用いて、コンクリート土間の仕上げを行うことができます。

また、駐車場の土間仕上げとしては、他にもいくつかの方法があります。例えば、インターロッキングと呼ばれるコンクリートの二次製品を使用した方法や、ピンコロ石を使用した方法などがあります。これらの方法を組み合わせて、コンクリート土間を作成することができます。

最近、多くのお客様からの問い合わせで注目されているのが、「オワコン」というものです。コンクリートの中には高分子系のポリマーが含まれていることがあります。これは、子どもの紙おむつにも使われる水の粒子で、コンクリートに加工される際には蒸かされます。このポリマーが特別なのは、通常、コンクリートは水を吸収しないため水が溜まりがちですが、ポリマーがコンクリートの空隙に入り、水を吸収する性質があるため、水が染み込んで水溜まりが発生しにくく、割れにくいという特性があります。コンクリートは通常、収縮亀裂と呼ばれる細い筋が表面に現れて割れることがありますが、ポリマーを使用することでこれが起こりにくくなります。結論として、勾配を取る必要が少なく、割れにくくなるため、DIYや一般の方にも向いていると言えます。

実際に、オワコンに関連して、お客様が自分でやりたいというケースもあります。オワコンは、工務店などから購入することもできますが、基本的にはお客様がオワコンのプラントから直接購入し、中間マージンがないため、よりお得に仕入れることができるようです。そのため、お客様が自分でオワコンを行うことも増えています。

ただし、コンクリートを敷き均す際にもコツが必要です。型枠を正確に使うことが大切で、DIYを行う初心者がよく陥るのは、型枠を十分に使わず、コンクリートをただ均すだけのケースです。プロはエッジを出すために型枠や石板を使用しますが、これを好まない方もいます。コンクリートをカチッと仕上げたい場合は、型枠をしっかりと使うことが重要です。また、勾配を取らなくてもいい場合でも、下敷きの路面がうねうねしていると、コンクリートもうねうねになりやすいため、均整の取れた施工が望ましいです。

最終的に、自分でDIYを行うにしても、コンクリートの型枠や水平調整などはプロの方にお願いし、上手くサポートを受けながら友達や家族と一緒に楽しむのが良い方法かもしれません。

最近、コンクリートの値段が非常に高騰しており、組合で価格が統制されているため、昔から比べても驚くほど高くなっています。その中で、オワコンは比較的中間マージンも取れ、コストが目を見張るほど高くないため、興味深い仕上げとして利用されています。特に、ラフな感じの自然素材を使用した家に似合うと思います。一方、新建材を使用したカチッとした外観の家には合わないかもしれません。塗りの壁や板張りのようなラフな仕上げが似合う素材と考えられ、それらと組み合わせて使うことができるので、オワコンは最近おすすめできる選択肢の一つだと思います。

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