以前メインチャンネル「あべよしみ朗読の部屋」にアップしたものを編集してこちらに移動しました。
初出 『週刊朝日別冊陽春読物特別号』1958年(昭和33年)2月
『山本周五郎テーマ・コレクション 下町』(新潮社)より朗読させていただきました。
重吉は、五桐火鉢を作る腕のいい職人として真面目に働いてきたが、このところその商売が時勢に合わなくなり、生活もままならない。それに比べ、早々に五桐火鉢に見切りをつけて独立していった職人仲間は羽振りがいい。四人の子供を抱えながら世渡りが下手な重吉は、賃金を受け取ると、このところ決まって泥酔するまで飲んで帰るのだった・・・。
【主な登場人物】
重吉・・・・・火鉢作りの職人。女房と四人の子供と長屋暮らし。
お直・・・・・重吉の女房。
良吉・・・・・重吉の長男。14歳。
おつぎ・・・・・重吉の長女。13歳。
亀吉・・・・・重吉の二男。7歳。
お芳・・・・・重吉の二女。3歳。
新助・真二郎・・・・・重吉の元同僚だが今は独立している。
お蝶・・・・・飲屋「お蝶」の女将。
源平・・・・・飲屋「源平」の主人。
おくに・・・・・源平の女房。
喜助・・・・・重吉が飲屋で会って家に連れてくる。
【もくじ】
00:00 1.
04:45 2.
14:40 3.
23:58 4.
33:58 5.
43:17 6.
52:44 7.
01:02:50 8.
01:12:29 9.
01:21:21 10.
★以前アップした際にいただいたコメント★
●あべより
重吉(しげきち)を「じゅうきち」と読み間違えてしまったところがあります。申し訳ございません🙇♀️🙇♀️💦💦
●天・・様より
気がつきませんでした。そのまま黙っていればいいのに!そう思います。でも、それは出来ない。私もそう。人間だものねーーいけないことはいけない!矜持があるかどうかだね❤️にんげんでいたい
●あべの返信
天・・様、ありがとうございます😊😊
●天・・様の返信
気にしなさんなってーー時代小説に出てきそうな言葉ですよね🍀相田みつをさん「にんげんだもの」なんて暖かい目で人を見つめているんでしょ❤️人間ーー一生懸命頑張ればそれでいいと思います。後は後です、そう思うな❗
●あべの返信
はい、そうですね😊💕
おおらかに生きたいものです❣️
●江・・様より
周五郎先生の町人貧乏長屋物語で最高の傑作と感じました⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 。子供を4人育てるに必ず何らかの問題ごとが付いて来るものなのに教育も無く躾もなく結局 子供が親に人生の見本を示している姿、少し目頭が熱くなり 朗読技量、物語の内容共に最高でした。おなおさんが良吉の言った泥棒が重吉でなくて・・・この場面が最高の瞬間👏
●あべの返信
私もこの作品は傑作だなあと思い、朗読しがいがありました😊
飲んだくれダメ父ちゃんの重吉ですが、弱さや不器用な中に捨てがたい人間的な魅力があるから、こんなできた女房と子どもたちに恵まれるんでしょうねえ💕
●H・・・・・・様より
まずはともあれ高評価、いつもアップを心待ちにしています。
心地よいトーン、心地よいリズム、心地よく眠りにつくことができます。
ありがとうございます😊
●あべの返信
こちらこそいつもご視聴いただきありがとうございます😊💕
待っていてくださるなんて幸せです!
●高・・・様より
あべよしみさんの朗読に聞きほれてしまいます
●神・・・様より
女性のなれーたー、あべよしみさん。かんせいゆたかで、すばらしい。だいすきです。いつもありがとうございます
●斎・・・・様より
60歳前に父親がいろいろ病気を死んだ末に死んだので、父子と呑んだこと記憶がない。母の眼を通してしか父を見ていなかったので、この話しは辛いですが^言い分を聞いておけばよかったな、と。
●あべの返信
朗読を聴いて、亡きお父様のことを感じていただけたなら嬉しいです。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
●竹・・・様より
うだつのあがらない[ちゃん]とその家族たち。もっとなんとかならないのかと思うけど・・・・。子供の成長に期待しよう。
●あべの返信
ここの子どもたち、本当に優しくて可愛くてしっかりしたよい子ばかりで、ちゃんは果報者ですよね〜💕
●J・・・・・・・様より
たーん、へぇんな
家族って良きにつけ悪しきにつけ良いもんですね🥰🥰🥰🥰🥰🥰
●あべの返信
そうですね💕とりわけカタコトの時期の子供の可愛らしさ…たまりません😆
●天・・・様より
切ないね!でも、暖かい家族だね!いいなあ、羨ましいなーーこれが、幸せ🍀俺は、馬鹿で、手放しちまった!天罰を受けなきゃ
●あべの返信
この作品、ダメとうちゃんを支える優しい家族の姿が、切なく温かく心に沁みますね💕
天・・様は手放しちゃったんですか。人生いろいろですね🥲
●こ・様より
いい家族だなぁー、良い親子だ、聴き直して職人バカ…だめ親父、漸く気が付いたかと思ったのに…疲れる人だ…でも家族はそうも思ってないかも、いやいや疲れるだろうなぁ-、最後の方の子供の言いまわしに吹き出しましたが…私でもこんな家族は羨ましい…
感動の朗読をありがとうございます❗
感謝です…‼️
●あべの返信
親父はダメでも、こんな純真ないい子どもたちに育ってくれてありがたいですね〜🥲💕
幼い子どものセリフを読むのが大好きです😄
●敏・・・様より
猫いらずは聞いた事あるけど、鼠いらずはどんな薬なのかな?
●あべの返信
鼠いらずは薬ではなくて、鼠が入れないようぴったり隙間なく閉まる戸棚のことみたいですね。
●敏・・・様の返信
ありがとうございます。鼠の進入防止の道具ですか?珍妙な名前ですねぇ。
山本 周五郎
(やまもと しゅうごろう、1903年6月22日 - 1967年2月14日)は、日本の小説家。
本名:清水 三十六(しみず さとむ)。山梨県生れ。
横浜市の西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。
1926年「須磨寺附近」が「文藝春秋」に掲載され、文壇出世作となった。
『日本婦道記』が1943年上期の直木賞に推されたが、受賞を固辞。
以後、「柳橋物語」「寝ぼけ署長」「栄花物語」「樅ノ木は残った」「赤ひげ診療譚」「五瓣の椿」「青べか物語」「虚空遍歴」「季節のない街」「さぶ」「ながい坂」など
庶民の立場から武士の苦衷や市井人の哀感を描いた時代小説、歴史小説など大衆小説で知られ、特に晩年多くの傑作を書いて高く評価された。
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