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【厳選!】福岡市地下鉄七隈線が延伸“一番切符”を手にしたのは?

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福岡市地下鉄七隈線の延伸区間が27日、開業しました。地元の期待を乗せて走り出した初日のドキュメントです。 ■占部記者 「博多駅には行列ができています。皆さんのお目当ては、地下鉄七隈線博多駅の一番切符です。」 ■列の先頭に並ぶ男性(10代) 「きょう午前0時ごろからならんでいます。」 ■大学生(20代) 「鉄道ファンというよりか、一市民としてとてもうれしい日になります。」 真新しい七隈線の博多駅に案内され、券売機へと向かいます。開業日の最初の切符には、0001と印字されていました。一番切符を購入した男性は、笑顔を見せていました。そして、午前5時30分、駅長の合図で一番列車が博多駅を出発しました。 福岡市地下鉄七隈線の延伸区間は、天神南駅・櫛田神社前駅・博多駅の約1.6キロです。天神南駅での乗り換えが不要になることから、七隈線の各駅から博多駅まで所要時間は14分短縮されます。 延伸区間は、工事開始から9年をかけて完成しました。2016年に博多駅前で陥没事故が発生し、当初の予定から2年遅れ開業にごぎつけました。事故の影響や物価高騰などで事業費は450億円から600億円に膨らみましたが、福岡市は、新たな大動脈誕生に期待を寄せています。 ■福岡市・高島市長 「福岡と博多という2つのエリアがひとつになって大きな力になっていく、ともに大きく発展をしていく。福岡全体が大きく発展をしていく。」 需要が定着する10年後の延伸区間の1日あたりの利用者を、8万2000人と見込んでいます。 ■一番列車を見送った11歳 「もう大好きな地下鉄なので。すごくうれしかったです。かっこよかった。」 ■通勤客 「いつもは別府駅から乗って天神南で乗り換えて、天神から博多まで地下鉄で行ってました。延伸開業で、20分ぐらい遅く起きられるようになったので、とても助かっています。」 東京に出張するため、七隈線から空港線に乗り継ぐ人の姿もありました。 ■利用客 「いままでは乗り換えですごく歩いていたので。空港まで意外と近いようで遠いというか。夏場には汗もかいていました。開業後は、こんなに涼しく快適に移動できるなんて最高です。」 七隈線のホームからの移動距離は約150メートルで、改札を出ずに2~3分で空港線のホームに到着しました。 ■利用客 「空港線ホームでは、いきなりタイルの色が変わって安心しました。ストレスないですね。朝の気分が違いますね。」 ■遠野キャスター 「新たに整備された櫛田神社前駅です。すぐ隣にはカフェができていて、お祝いの花も飾られています。そしてその隣には、開業前ですが、新しいホテルが完成しています。」 延伸効果を狙ってオープンしたというカフェからは、期待の声が聞かれました。 ■スタッフ 「首を長くして待っておりました。もうきょうから、すごく楽しみにしております。」 さらに、櫛田神社前駅から約100メートル先にある『川端通商店街(福岡市博多区)』もにぎわっていました。 ■遠野キャスター 「きょうは、すごく華やかです。延伸開業とかかれた三角旗がずらりと並べられていて、お祝いムードです。」 開業を祝って、ぜんざいもふるまわれました。川端通商店街の最寄り駅は、これまで空港線の中洲川端駅でしたが、今回の延伸で、櫛田神社前駅が新たに設置されたことで、2つの駅にはさまれるようになったのです。 ■買い物客(70代) 「博多駅から七隈線に乗って櫛田神社前駅で降りて商店街に来ました。人が増えたような気がします。」 中には、移転を決意した店もありました。 ■宝石・時計の専門店社長 「櫛田神社前駅が開通することによって、大きく人の流れも変わってくると見越して、思い切って移転を決断いたしました。」 こちらの宝石・時計の専門店は、もともと中洲川端駅近くにありましたが、1月に櫛田神社前駅寄りに移りました。移転費用を超えるメリットがあると言います。 ■宝石・時計の専門店社長 「天神・博多という2つの大きなターミナル駅の中心地ということもあり、ご来店のお客様が増加すると見込んでいる。」 櫛田神社前駅周辺には、『キャナルシティ博多』などもあり、観光客がさらに増えると見込んでいます。“コロナ禍”で打撃を受けた商店街は、観光客回復に期待を寄せています。

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