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慎重になり過ぎてツルを残しすぎ、そのツルが強すぎると牽引伐倒は中々苦戦します。牽引具のパワーとツルの残し方の加減が難しいです。

退職とーちゃん 6,284 2 weeks ago
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今回は樹高20m超のコナラです。姿勢は斜面下側の枝が少し多く伸びていて、やや谷側荷重なのですが、全体的にはスラッととした、まあ、バランスが取れている木でした。なので、牽引具のエンジンウインチから繊維ロープ1本で倒せると判断し、ハンドウインチのワイヤー支索はセットしませんでした。 いざ、伐倒では慎重になり過ぎ、ツルを多めに残したため、エンジンウインチで中々引ききれませんでした。そうは言っても、受け、追いを切り、牽引作業している伐木に、ましてや1本引きの状態の木にハシゴを掛けてもう一度登り、ハンドウインチ用のワイヤーを掛ける、なんて事は、出来ません。株元に刃を入れ、伐倒作業中の木に登るなんて、ご法度です。 なので、クサビを打ち込み、少し追いを切り増す作業を繰り返し、牽引4回目で何とか予定の方向に倒すことができました。 この間、この1本の木に、セットから伐倒まで、約1時間。結果論で言えば、もっと、ツルを少なく、ぎりぎりまで追いを入れておけば、一発で引けたかも分かりません。その、加減が難しいのです。 斜面を上がったり降りたり、時間がかかっていて、ご覧になる方はまどろっこしいかも知れませんが、こういう時もある、という作業の様子の動画です。よろしければ、ご覧ください。 なお、今回、株元にもカメラを置いてみました。株元から遠くにいてエンジンウインチで引いていると気が付きませんでしたが、牽引に合わせてツルがパキ、パキという音を立て、繊維が破断する様子が分かりました。その様子もご覧頂ければ幸いです。

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