フジ・メディア・ホールディングス(HD)の株式の約7%を保有する米ファンドのダルトン・インベストメンツはフジHDの取締役会に対し、日枝久・取締役相談役の辞任を求める書簡を3日付で送った、と明らかにしました。元タレントの中居正広氏の女性に対するトラブルが発覚してから、書簡を送るのは3回目になります。読売新聞などが報じました。
ダルトンは、書簡で、港浩一・前社長や嘉納修治・前会長らが辞任しただけでは「スポンサーは戻らない」と指摘し、日枝氏のフジ・メディアHDとフジテレビの取締役辞任は不可欠であると主張しています。
さらに日枝氏が1月27日の記者会見に出席しなかったことや、日枝氏を独裁者と呼称した上で、「なぜ40年近くも支配することが許されて来たのか」とフジテレビのガバナンスについても意見しています。