作家で僧侶の瀬戸内寂聴さん(95)が、小説「いのち」(講談社)を出版した。度重なる病に苦しみながら、“最後”との思いで書き上げた3年ぶりの自伝的長編で、昭和の文壇で活躍した女性芥川賞作家2人を通じて「時代を精いっぱい生きた命」を描いた。