#ゆっくり解説 #倫理
ハーバート・スペンサーの社会進化論を解説しました
同時代のダーウィンと同じように進化を認め、進化を軸に様々な学問を総合的に体系づけようと試みました
19世紀末で最も知名度の高い学者となったスペンサーのもとには明治を迎えた日本からも要人が訪れ影響を受けました
スペンサーは社会を有機体に見立て社会を分析しました
経済の自由放任主義と政治的自由を併せ持つ古典的自由主義者のスペンサーは社会がより個人の自由を尊重する方向に進化すると考え、その進化に適した者が生存する適者生存の考えを示しました
しかし適者生存は言葉が独り歩きし、強者が生き残る帝国主義、優れたものが生き残る優生学に利用されることになります
社会進化論は現在ではイデオロギーの一種としてみなされるようになりました