G7広島サミットまでいよいよ2週間です。
サミットでは首脳だけでなく、その配偶者も広島を訪れます。
議長国としておもてなしをするのが岸田首相の妻、裕子さん。
開催に向けた準備の裏側に密着しました。
4月7日。
岸田首相の妻・裕子さんは広島市安佐北区のビーズメーカーを訪れました。
G7広島サミット議長国のファーストレディとして、
各国首脳の配偶者への贈り物の相談にやってきたのです。
1951年創業の「トーホー」は、ガラス製のビーズを1万種類以上製造しています。
世界各国に輸出しており、広島が誇る高い技術です。
■トーホー 山仲巌社長
「ビーズという言葉自体がどういう語源があるかというと、
『祈る』とか『願う』とか『祈る人』というところからきています、」
■岸田裕子夫人
「みんなで世界の平和を祈るという気持ちを込めて、
このビーズを使うことができたらいいんじゃないかなと思ったのと、
広島にこんなに高い技術を持ったビーズ作りの職人さんたちが作っているビーズがあるんだ
ということを海外の方にも、そして日本の方にも知っていただきたい。」
7年前のG7広島外相会合でも配偶者をもてなした裕子夫人。
平和公園を訪れ慰霊碑に花を捧げました。
宮島では舞楽を鑑賞。
日本の文化を通じて交流を深めました。
さらに、長くたしなむ茶道で自らお点前を披露。
各国の配偶者にふるまい、茶道の奥深い魅力を伝えました。
■岸田裕子夫人
「交流する中でやっぱりすごく親近感を感じるというか、距離が縮まって。
それと同時にやっぱりその国のことも身近に感じるようになりますし。
人々が交流することから始まって、それが友好からまた平和につながっていくんだと思います。」
■岸田裕子夫人
「ありがとうございます。お忙しい中」
広島のことをより深く伝えたい・・・。
今年1月、裕子夫人は動き出しました。
湯崎知事に、伝統工芸や特産品など広島の持つ魅力や強みを対面で聞き取りです。
■湯崎英彦知事
「例えば吟醸酒を作ったのが広島だとか。
三浦仙三郎が、軟水で美味しいお酒を作る方法を開発して、
それが今、日本中に広がっていて。」
■岸田裕子夫人
「そうなんですね。広島が最初。」
■湯崎英彦知事
「広島が最初。日本食のやっぱり中核は白身の魚ですよと。
で、白身の魚の中核がどこかといえば、瀬戸内海!」
聞き取りは、1時間以上に及びました。
■岸田裕子夫人
「配偶者の方たちといろんな会話をする中でも
広島のことを会話の中でも伝えることができると思いますし、
充実したプログラムになって、
配偶者の皆さんに良いおもてなしができて喜んで帰っていただけたらいいなと思っています。」
広島ならではのものを取り入れ、交流の時間をよりよきものにしたいと考える裕子夫人。
ガラスからビーズを製造する工程にも足を運びました。
トーホーが世界に誇るビーズの技術は、穴の大きさに誤差のない均一の形状を生み出します。
熟練の手作業のたまものです。
「願い」や「祈り」が語源のビーズ・・・。
1つ1つが人の手によってつながり、
衣類やアクセサリーの装飾や作品に生まれ変わるストーリーを
対話と連携を模索するサミットの舞台に重ねました。
■トーホー 山仲巌社長
「みんなが連携して、ちゃんとつないでいくからこそ良いものができると。
それを世界中に、広島から発信できる機会というのが本当に嬉しいなというふうに思います。」
■岸田裕子夫人
「ビーズは1つ1つがとても小さいものですけれども、
それ1つだけでは形にはなりませんけれど、それがたくさんつながっていくと、
いろんな形になっていろんなことを表現したりすることができるということで、
私たちも1人1人が心の中に平和を祈る気持ちを 持っている。
そしてそれがまた今回このG7を通して、各国がここ広島に集まることによって、
その1人1人の思いをみんなで共有してつなげていくということで、
やっぱり大きな祈りや平和へつながる機会になるのではないかと思っています。」
広島で生まれ育った裕子夫人・・・。
ふるさとが迎えるまたとない機会を最大限にいかしたい。
思いはどんな形となって実を結ぶのか、そのおもてなしにも注目が集まります。
(2023年5月5日テレビ派で放送)
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