今回は貴人清次薄茶点前をしました。
これは貴人を清(きよ)と、お供を次(つぎ)と呼びその双方にお茶を差し上げる点前です。
貴人点と違う所は、お次には台の無い普通の茶碗で点て、点てる茶筅も貴人の白竹に対し煤竹茶筅を用います。
茶巾もお次のは千鳥茶巾というたたみ方をして、
炉の時期は千鳥板という三角の板に載せて使います。
お菓子も貴人は高杯に奉書紙を敷いて載せ、お次は普通に干菓子器に載せて出します。
そのほか貴人点と違う所は半東の役目が、お次の役目となり貴人にお茶や拝見物を取り次いだりします。
今回もお客側は出来ないので省略しています。
お道具の説明としては、裏千家では4月に使われる透木釜を用い、棚は玄々斎お好みの杉棚を使ってみました。
杉棚は中棚の扱いが特徴です。
訂正
・お次にお茶を点てる所で、茶杓を持って挨拶していますが、これは無くていいようです。
・次茶碗の仕舞いの茶筅通しは、清めて一度打ちしてのの字でした。
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BGM:切ない海辺 written by ゆうり