次第に身体が動かなくなり、最終的に自力で呼吸ができなくなる原因不明の難病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)。北九州市の小学校教師、竹永亮太さん(34)は、遺伝が原因とされる「家族性ALS」と診断された。左足はすでにうまく動かすことができない。アメリカで去年、治療薬として承認された新薬を試したいが、思わぬハードルが立ちはだかる。合唱部の顧問でもある竹永さん。歌を通して子どもたちに伝えたいことがある。