今月3日に起きた、北九州市の鳥町食道街の火災など
火事が起きれば真っ先に現場へ駆けつけるのが、消防隊員です。
一刻を争う災害に対し、どう備えているのか。
福岡市消防「救助隊」の訓練の様子に、密着しました。
救助隊の隊員が、駆けだします。訓練に選ばれた場所、それは……KBCの本社ビルにある、鉄塔です。
天神ビッグバンや博多コネクティッドにより、ビルの高層化が進む福岡の街並み。
高所での救助の経験を積むべく、高さ148メートルあるKBCの鉄塔が選ばれました。
訓練は、今年度の消防活動の集大成という位置づけです。去年秋から検討を重ねてきました。
予行テストに臨んだのは、実際の訓練にあたる部隊よりベテランの「起動救助隊」。
通称、ハイパーレスキューです。4回にわたる念入りな下見を経て、始まった”本番”。
2日間を4回にわけて、救助隊員らあわせて70人が訓練に臨みました。