【著作者:welcomecats7】
【2014/09/27】北海道の「余市岳」に「赤井川コース」から登ってまいりました。「余市岳」は札幌市南区と赤井川村の境界に位置する標高1,488mの山でございまして、札幌近郊におきましては最高峰の山になります。コースのスタート地点はキロロリゾートさんの中にございます。キロロリゾートさんへのアクセスは、国道393号線(赤井川国道)から、「キロロリゾート」の看板に従いまして私道に入ります。そこからホテルピアノさんの前を通り過ぎましてマウンテンホテルさんの正面駐車場に車を駐車致します。マウンテンホテルさんの直ぐ横にございます簡易舗装された管理用道路のゲートから登山コースはスタート致します。登山ポストはそのゲートに設置されてございます。ここから一時間ほど歩きまして、キロロスノーワールドの「余市第2リフト」をくぐりまして、「朝里第1リフト」の真下にございます登山口に到着致します。この登山口には登山ポストはございません。
ここの先から「右股の沢川」の源流に沿いまして少し歩き渡渉を致します。そして徐々に高度を上げて行きまして、見晴台で「ゴンドラ山頂駅舎」からのコースと合流致します。そこから北東のコルを経まして頂上台地に向かっての最後の登りになります。到達致しました頂上台地には、1963年に亡くなったという山川松巳さんのケルンと鋳鉄製の錆びた観音様の像とがございます。ここは未だ頂上ではございませんて、頂上標識と三角点は更に右奥300m先にございます。到着致しました頂上からは羊蹄山や尻別岳などを遠望することが出来ました。またスタート地点のキロロリゾートさんや小樽市街地も遠くに俯瞰することが出来ました。この日はうす曇りで風が強めでございましたが、初秋ということで美しい秋の色を随所に楽しむ事が出来ました。
ところで1年ほど前に、この山を「白井右股川コース」から登ろうとした事がございましたが、天狗小屋を出発して二股橋を渡り、林道終点からかなり先まで右股川沿いに進んだものの、どうしても登山道入口が見当たらずに断念撤退を致した事がございました。情報によりますと「白井右股川コース」は手入れがなされておらず、ひどい薮こぎの登山になるようでございます。「白井右股川コース」は今回の「赤井川コース」と北東コルで合流致しますが、今回その分岐から奥を見ましたところ殆ど使われていないように見えました。
余談:
自宅に帰りシャワーを浴びましてからテレビをつけますと、11時52分に御嶽山が噴火して大勢の登山者が巻き込まれたとの報道をしてございました。それはまさに我々が北東のコルから頂上台地に向かって登っている頃に噴火していたのでございました。この噴火は、御嶽山の登山者にとりましては展望の良い頂上でちょうど昼食を摂る時間帯に当たってございました。そのため、死者57名、行方不明者6名、重傷者29名、軽傷者40名という非常に多くの被害者を出してしまいました(内閣府2014年11月6日時点データ)。私同様に山を愛して登っておられた多くの山仲間を失ったことに、私の心はとても痛みました。亡くなられた方々のご冥福と負傷された方々の一日も早いご快癒を心よりお祈り申し上げます。なお、ヤマレコ会員にも当日の大災害に遭遇されて生き延びた方々がおられます。その山行記録を下記にまとめてございますが、緊迫した様子がよく分かります。(ヤマレコ会員でないと見られないかも知れません。)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/search_record.php?place=%B8%E6%D6%D6%BB%B3&genre=0&area=0&start_y=2014&start_m=9&start_d=26&end_y=2014&end_m=9&end_d=27&isctime=0&isimp=0&isphoto=0&istrack=0&iscstate=0&uname=&request=1&relpts=&submitbtn=%B8%A1%BA%F7
ヤマレコ:
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-571591.html