マルチピッチクライミング中に、リーダーが宙吊りになり、地形の関係で単純にロワーダウンで降ろせない場合を想定しています。ダブルロープ2本で登っていることにします(最近シングルロープ一本でマルチに、行く人が増えていますが、人の手が多く入ってない岩場では、テンションのかかっていないもう一本のローブがある懸垂下降距離が長いなど,ダブルローブの方が安全度が高いです)。ビレーヤがテンションを解除してその場を離れ、再び、ビレーの体制に戻るまでの一連の動作の例を示しました。
①仮固定
②メインロープにフリクションヒッチで支点を作る
③その支点とビレイポイントを連結
④仮固定をほどいて、その場から離れる
⑤戻ってきて、再びビレイの体制になる
⑥支点とビレイポイントとの連結を解除する