動画37
肝臓や胆嚢が悪いといって、投薬されるウルソ。
今日の話は、「ウルソ」「利胆作用」についてです。
一番大事なのは、
スクリーニング検査(どこが悪いか、引っかける検査)では、
項目を絞ってはいけない、ということです。
先生も、ALPまでじゃなく、GGTまで測定したら、
おいそれとはウルソを処方しないはずです。
実際、胆道系に閉塞があるか、ないかは、
ちょっと「エコ-検査」したって分かりません。(私は、ですが)
治療薬を投与しながら、反応を見るのは
決して珍しいことではないのですが、胆道系では危険です。
胆道系の閉塞に関して言えば、GGTまで測定すれば、
かなり診断に近づけるんです。
飼主さんもそこを知っていただいて、
原因特定が難しい場合は、検査にもお金はかかるかも・・・
と思って下さい。肝外胆道閉塞の原因として、膵炎があります。
これは、人の食べ物、おやつの多給が原因で起こる病気の
代表です。注意が必要です。
コロンボ動物病院HP: https://colombo-ah.com