~厚生年金の標準賞与額と比較すると効率的に覚えることができます~
今回は、標準賞与額について解説します。健康保険の保険料は、賞与(ボーナス)からも徴収され、その保険料額は、標準賞与額を基礎として計算されます。
標準賞与額についての学習上のポイントは、厚生年金の標準賞与額と比較することと通達を押えることです。
【目次】
0:00 はじめに
1:25 健康保険と厚生年金との比較
4:46 標準賞与額に関する通達(健保と厚年に共通)
7:53 標準賞与額に関する通達(健保に特有)
【この動画で取り上げた通達】
[年4回以上支給される賞与の取扱い](健保・厚年に共通の通達:昭和53.6.20保発47号・庁保発21号)
賞与の支給が7月1日前の1年間を通じ4回以上行われているときは、当該賞与は報酬に該当し、定時決定の際には、7月1日前の1年間に受けた賞与の額を12で除して得た額を、賞与に係る報酬額として算定する。したがって、7月2日以降、賞与の支給回数が3回以下に変更された場合でも、翌年の定時決定による標準報酬月額が適用されるまでの間に支給された賞与については、標準賞与額の決定は行われない。
[標準賞与額の年度累計に関する取扱い](健保に特有の通達:平成18.8.18事務連絡、平成19.5.1庁保険発001号)
①標準賞与額の年度累計は保険者単位で行うこととされており、同一の年度内で複数の被保険者期間がある場合については、同一の保険者である期間に支払われた賞与について累計する。
②保険料が徴収されない資格喪失月であっても、被保険者期間中に支払われる賞与に基づき標準賞与額が決定され、当該決定された標準賞与額は、年度累計額に含まれる。
③育児休業等期間中などの保険料が免除される期間中に支払われた賞与についても標準賞与額として決定し、年度累計額に含まれる。