山本周五郎の短編小説「枕を三度たたいた」 主な登場人物 塚本林之助・・軍用金の運搬を命ぜられた さわ・・林之助の妻 龝村宗左衛門(あきむら)・・江戸の筆頭家老 志田主計(かずえ)・・側用人 若狭守宗良(むねよし)・・藩主 辻源六・・供 小松藤兵衛‥供 田代重太夫・・供 永野又四郎・・妻の長兄 加島東吾・・書院番、林之助の親友 小林主水(もんど)・・国許の林之助の親友 語句解説 私曲・・よこしまで不正なこと 仕置・・処置すること ひせい・・悪い政治 闕所(けっしょ)・・田畑・家屋敷・家財を官に没収すること 湮滅(いんめつ)・・すっかり隠しなくすこと 仕切り・・取引や帳簿の締めくくり ようきょう・・狂人のふりをすること そらを使う・・知っているのに知らぬふりをすること(方言?) 原稿は下記を使わせていただきました。 新潮社版 山本周五郎全集第27巻 昭和57年8月発行