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鳴和の滝/鹿島神社~石川県おもしろスポット 日本一落差の低い滝 歌舞伎「勧進帳」のフィナーレの舞台 石川県十名所 義経旧跡鳴和瀧

穴場スポットチャンネル 3,670 lượt xem 3 years ago
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今回は、石川県金沢市鳴和町(なるわまち)にございます、鹿島神社と鳴和の滝をご紹介いたします。
この鹿島神社は、鹿島を社名に持ち武甕槌神(タケミカヅチ)を祭神とする神社です。
境内には、「紀元二千六百年記念樹」の石碑もございます。
紀元二千六百年記念樹(きげんにせんろっぴゃくねんきねんじゅ)は、1940年(昭和15年)の日本において「皇紀(神武天皇即位紀元)2600年」を祝して植樹された神木になります。

鹿島神社は、東北地方・関東地方を中心として全国に約600社あり、茨城県鹿嶋市の鹿島神宮が総本社となります。多くの神社は鹿島神宮から勧請して創建され、神宮と同じ武甕槌神を祀っています。
武甕槌神は、香取神宮(千葉県香取市)の経津主神とともに中臣氏・藤原氏の氏神とされたことから朝廷・中央貴族の信仰を受け、武神であることから武家の崇敬も受けました。
戦国の世には、そうそうたる武将が武運を祈念し、総本社へ詣でたそうです。

<鳴和鹿島神社>
鎮座地:金沢市鳴和町ク117

由緒:
此の神社は往昔より談議所村(現在の新・旧鳴和町)の産土神として篤く尊崇せられて来た古社であり、寿永元年の木曾義仲の乱及び文明年間の宗教一撥の際に兵火に罹り鳥有に帰したのを寛永13年に至り、氏子一同に依って現在の有様に再興せられたのであります。御祭神は日本の建国創業に大功あった、武甕槌大神を御祀りし、更に配祀として我々の大祖先である天照大御神を始め、商工業の守護神である稲荷大神、大国主大神及び菅原大神を御祀りしてあります。
TEL076-252-3031 (野間神社)

また、こちらの鳴和の滝は、石川県十名所の一つでもあるとともに、日本一落差の低い滝でもあります。
通常の滝の定義は、落差5m以上とされておりますが、この鳴和の滝は落差2m前後であるにも関わらず、公認地図にもしっかりと滝のマークで登録された、正真正銘の滝になります。
このイレギュラーともいえる登録には理由があり、それが本編中に説明させて頂きました、謡曲や歌舞伎で有名な「勧進帳」の最終場面の舞台でもあるからです。

また、この作中には判官贔屓(はんがんびいき・ほうがんびいき)の所以となった、富樫氏が義経にに対して抱いた、ネガティブ的に見るならば、客観的な視点を欠いた同情や哀惜の心情のことであり、ポジティブ的には「弱い立場に置かれている者に対しては、あえて冷静に理非曲直を正そうとしないで、同情を寄せてしまう場面が出てきます。「判官」の読みは通常「はんがん」だが、『義経』の伝説や歌舞伎などでは伝統的に「ほうがん」とよまれています。
これは、義経が官職としての名前が、源判官義経(みなもとのほうがんよしつね)であったことに由来しています。

歌舞伎で演じられている勧進帳をご存知でしょうか。
動画でもご紹介しましたが、改めて記載いたします。

文治3年(1187年)源義経は、兄頼朝に謀反を疑われます。
義経と家来の弁慶ら一行は奥州平泉へと落ち延びる途中、山伏姿で加賀の国、安宅の新関にさしかかり、関を越えようとしました。
しかし、頼朝の命を受け、義経を捕らえようとする関守富樫泰家に見とがめられ、詮議の問答が始まります。
弁慶は東大寺再建のための勧進(寄付集め)のために能登へ向かうとして勧進帳を読み上げます。
勧進帳とは寺院建立などの資金集めにその趣意をしたためた帳簿です。
一旦は関を抜けることを許されたものの、義経の顔を知っている関守の家来が、傘で顔を隠しているお伴が義経に似ているといいだします。
この者は、人違いであると弁慶は義経を金剛棒で叩き、疑いあらば殺して見せましょうといいます。
さすがに家来が主君を棒で叩くことはないであろうと関を抜けることができました。

実は、関守の富樫泰家は、弁慶の命がけの忠義に感動して、義経と知りつつも一行が通ることを許したのでした。(=判官贔屓/ほうがんびいき)

関を抜けた後、ここまでくれば一安心と金沢市鳴和の鹿島神社で一行は休憩することにしました。(正確な時代背景であれば、鹿島神社の前の古社であった可能性が高い)

ここで弁慶は義経に泣いて詫びをしますが、義経はじめ家来一同、弁慶の機転を褒めるのでした。
関守の富樫は一行をここまで後を追いかけて来て、義経に 先ほどの非礼を詫び、杯を交わすのでした。
公的な場である関所では、義経と知って対することは出来ないが、鳴和の滝で一行との別れを惜しみました。
弁慶は「これなる山水の、落ちて巌に響くこそ、鳴るは瀧の水(勧進帳より)」と延年の舞で感謝を気持ちを表したと言われています。

この、『鳴は瀧の水』
から、この滝を、鳴和瀧(現在:鳴和の滝)地名が鳴和(なるわ)になったそうです。

この後、歌舞伎ではおなじみのシーン、弁慶が飛び六方で義経の後を追って花道から去っていきます。
現在は、僅かな水しか流れおらず滝とも呼べませんが、当時はもっと水量があったそうです。
謡曲で、弁慶によって唄われた、『鳴るは滝の水 日は照るとも絶えずとうたり』

意訳:【大きな音で鳴るのは、滝の水である。この滝の水流は、日が照って暑くつらい日が続こうとも絶えることはない】
を守り抜いていくためにも、この滝を枯らす訳には行きません。

現在では、弁慶と舞を共にした頃よりも、大分その滝の勢いは失われてしまいましたが、
1000年先も、変わらず流れ続けていることを祈念します。

今回もご視聴、ありがとうございました。

それではまた、お会いしましょう。

穴場スポットチャンネル~ナビゲーター JUNJUN

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フリーBGM「縁側」/作(編)曲 : siroimu
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FREE BGM "縁側" by siroimu
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Bright , calm , Gentle , Daily, Japanese-style , Game , Piano , Tribal-instruments , loop

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