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「地下3階の空港線⇔地下5階の七隈線」歩いてみたら2分39秒だった~博多駅でホーム乗り換え

RKB毎日放送NEWS 82,003 lượt xem 1 year ago
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福岡市の地下鉄七隈線の延伸区間が3月27日に開業します。博多駅では、空港線と七隈線で初めて改札を通らずにホームの移動ができるようになります。地下3階にある既存の空港線のホームから新しく建設された地下5階の七隈線のホームまで歩くと2分39秒かかりました。導線上には「動く歩道」も設置され、市民からは「快適」などの声が聞かれます。七隈線沿線の利用者にとっては、博多駅や空港に向かうアクセスが大幅に「改善」されることになり期待が高まっています。


◆一足早く新駅の「内部」に潜入
新しく完成した地下鉄七隈線の博多駅。延伸区間の開業を前に報道陣と抽選で選ばれた市民にその内部が公開されました。

RKB本田奈也花「七隈線は博多バスターミナルやJR、新幹線とも繋がっていて吹き抜けになっています。開放感がありますね」

七隈線の博多駅はJR博多駅広場付近の地下4階に改札、地下5階にホームが設置されました。一方、地下鉄空港線のホームは地下3階にあり移動距離は約150メートル。改札を通らずに乗り換えられます。

RKB本田奈也花「空港線のホームです。これから七隈線まで行きます。エスカレーターを下りると緑のピクトグラムが見えてきました。進むと動く歩道があります」

地下4階部分の乗り換え通路には約55メートルの「動く歩道」が設置されました。高齢者や幼い子供がいる利用客も楽に移動できます。その先でエスカレーターを下りると七隈線のホームに到着です。

RKB本田奈也花「もうホームに着きました。2分39秒。あっという間でした」


◆利便性が大幅に向上し市民歓喜
天神駅で空港線と七隈線を乗り換える場合、一度改札を出た後に600メートルほど歩く必要があったのに比べると「劇的」にアクセスが向上したことになります。実際に乗り換えを体験した市民に感想を聞きました。

抽選で選ばれた市民「速かった」「涼しかった!」「従来の乗り換えは距離があって大変だったので、ホームからホームに直通になって快適ですね」

地下鉄七隈線は今月27日に天神南駅から博多駅までの延伸区間が開業します。その距離は約1・6キロ、所用時間はわずか3分で、空港線で天神駅から博多駅まで移動するのと比べ2分ほど早いそうです。


◆新たに「通学圏」になる大学も
福岡市交通局によると延伸により七隈線の各駅から博多駅までの所要時間は、約14分短縮されます。

高島市長「ビジネスなら博多、天神は買い物というだけでなく、相互に行き来してそれぞれの機能が混じり合うことを期待しています」

JRの乗り換えも便利になります。福岡大学や中村学園大学に遠方から通う学生の中には、一人暮らしを止めて「通学」に切り替える人も出始めました。福岡市は新幹線や在来線の始発や終電に間に合うよう、七隈線の始発を15分繰り上げ、終電は15分繰り下げます。バスやマイカーから地下鉄に切り替える人も増えることが予想され、七隈線の延伸区間の利用者は1日約8万人になる見込みです。

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