住宅のサイディングボードを塗り替える場合は、まず最初に高圧水洗浄を行います。
それから、シーリングが劣化していれば打ち替えを行います。（シーリングが著しく劣化しており漏水が考えられる場合は、洗浄前にシーリングの打ち替えを行います）
そして窓廻りや土間などの養生後に、シーラーを塗布します。
シーラーは「seal」＝「シールする・接着する・覆い隠す・塞ぐ」という英語が語源になっている用語です。
上塗り塗料と下地の密着性を高める接着剤のようなもので、上塗り塗膜の剥がれや膨れを防止します。
また、下地の上塗り塗料の吸い込みを防止し、均一に仕上られるようにする役割もあります。
新築から１０数年経過して、サイディングボードが劣化して緻密だった表面もザラザラになってきます。
そうなりますと、塗料の吸い込みも著しくなりまして、仕上げ塗料が艶ムラや色ムラなどの不具合が生じます。
それを防止するのがシーラーです。
下地の劣化状況に応じて２回塗りをする場合もあります。
弊社では、下地の劣化が著しい場合を除き、ホワイトシーラーを塗布しています。
透明のシーラーは、脆弱化した下地に浸透して固着性を高めるメリットがあります。
ホワイトシーラーの１番のメリットは、シーラーを塗布した時の既存色の隠蔽具合で、塗布量が確認できる事です。
塗布量が少ないと、既存色が見え隠れしてムラムラに見えるはずです。
それから、シーラーを標準塗布量通り塗装したことをお客様も一目見て確認できます。
ホワイトシーラーが標準塗布量通り塗られていれば、当然仕上げ塗料の隠蔽性を高めます。
隠蔽性とは、外壁の既存色から別の色に変更する場合に、下地色の影響を受けにくくする事です。
例えば、「黒い」外壁色から「白い」外壁色に変更する場合、透明のシーラーを使用していると上塗り材を２回塗布したとしても
既存色の黒色が薄らと見えます。それを防止する役割をします。
メーカーが推奨する塗布量で、塗るということは非常に大事なことで、後々の塗膜の剥がれや・膨れといった不具合が発生することも考えられます。
また、シーラーの乾燥時間を守って中塗りの作用へ移ることも重要です。
塗料の乾燥時間は、塗装する季節（外気温などで）変化しますので、使用している塗料のカタログなどで十分確認してから作業することも必要です。
【目次】
0:00 はじめに
1:15 シーラーの語源
1:25 シーラーの役割
1:45 サイディングボードの劣化
2:15 ホワイトシーラを使う訳
2:26 透明シーラーのメリット
3:12 ホワイトシーラーのメリット
4:07 シーラーの塗布量不足による影響
4:15 隠蔽性とは？
5:01 標準塗布量と乾燥時間（インターバル）
5:57 おわりに
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MY GEAR
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サブカメラ: Canon EOS80D
単焦点レンズ：SONY FE20mm F1.8
広角レンズ： Canon EFS10-18mm
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マイク: SONY ECM-MS2RODE WIRELESS GO
ドローン: DJI Mavic mini
アクションカメラ: GoPro hero8-black
メインコンピューター： MacBook Pro (15-inch)
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