せん定の話は経験者でないとちょっと難しいかもしれません。
サツキを長年愛好していても、なぜ花後のせん定をするのか、目的を持って作業している方は少ないでしょうね。
動画の内容を理解して、枝の切り方を変えていくと、仕上がりがより早くなります。
中級者クラスの内容を一気に説明されて、これまで花後のせん定をしたことがなかったという丸茂さんは、一瞬固まってしまいましたね。
まずは、花後に新芽をリセットして夏頃に来年の花芽ができるということが分かればOKでしょう。
芽の切り方はもっと経験を積んでからのほうが理解しやすいと思います。
サツキの3つのせん定方法をかんたんに説明しておくと
①2芽残し(2芽2葉残し)
春に伸びた新芽を2又になるように2芽残し、先端は葉が2枚残るように切り詰めます。残した葉の間から2本の新芽が伸びてきます。枝先を伸ばしたいときにこの切り方にします。
②元葉止め
花後のせん定といえばこの切り方。春に伸びた新芽をすべて切り落として古葉だけの状態、または古葉も切り落として葉軸だけの状態にします。春からの生長をリセットして、枝棚が大きくならないようにします。切ったところから4〜5本の新芽が出るので芽数を増やすこともできます。サツキは花後のせん定をしないとどんどん大きくなってしまうので、完成樹など現状を維持したい場合にこの切り方にします。
③胴切り
花後のせん定ではあまりしない切り方ですが、春に伸びた新芽の付け根よりさらに下の茶色いところで切ります。残された芽当たりからたくさんの新芽が出ます。元葉止めよりもさらに芽数を増やしたい場合にこの切り方にします。
この3つの切り方で、花後のせん定でするのは①と②が主です。
時期や樹の状態で切り分けますが経験が必要です。
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