「神様のいたずらは、人間には判らないものでございます。」
青空文庫より『彼は誰を殺したか』(浜尾四郎)を朗読しました。
チャプター
00:00 一
11:59 二
37:33 三
浜尾四郎はそれほど多くの作品はありませんが、上流階級出身で多趣味からくる博識を取り入れた作品を残しました。
なお本人は子爵で、検事をやめて探偵小説家になったという、この作品の人物をごちゃまぜにしたような経歴です。
この作品は実に面白く、推理小説につきものの殺人事件と犯人という構図を逆手に取って読者を翻弄します。
最後に全てがひっくり返る、というのも読んでいてなんとも気持ちよかったです。
最高のタイミングゆえに最悪の結末を迎えるというのがなんとも皮肉ですね。
#浜尾四郎 #推理小説 #ミステリー
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