青空文庫様より朗読させていただきました。https://www.aozora.gr.jp/cards/001869/files/57695_75646.html
初出・・・「新読物」公友社 1948年（昭和23年）2月号
飛騨の国の玉造りを家業とする財産家の一人息子である八百助は、生まれつき脚や眼が不自由であった。彼は両親に先立たれ、強欲な庄屋の権右衛門(ごんえむ)に騙されて財産を乗っ取られてしまう。八百助が曾古津神社の神様に掛け合うと、不思議な力が与えられ・・・。
【主な登場人物】
玉造八百助・・・玉造りの家の一人息子。
玉造五百助(いおすけ)・・・八百助の父。
お高・・・八百助の母。
武藤権右衛門(ごんえむ)・・・強欲な庄屋。財産目当てに娘を八百助の許婚にする。
おせん・・・権右衛門の娘。
出来六・・・玉造家の下男。主人を騙して逃走。
兼尾呉兵衛・・・悪徳代官。
成木持助・・・材木問屋の二男で大変な金満家と思われていたが・・・。
【もくじ】
00:00 1.
06:35 2.
16:37 3.
26:11 4.
34:56 5.
44:01 6.
53:05 7.
01:02:03 8.
山本 周五郎
（やまもと しゅうごろう、1903年6月22日 - 1967年2月14日）は、日本の小説家。
本名：清水 三十六（しみず さとむ）。山梨県生れ。
横浜市の西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。
1926年「須磨寺附近」が「文藝春秋」に掲載され、文壇出世作となった。
『日本婦道記』が1943年上期の直木賞に推されたが、受賞を固辞。
以後、「柳橋物語」「寝ぼけ署長」「栄花物語」「樅ノ木は残った」「赤ひげ診療譚」「五瓣の椿」「青べか物語」「虚空遍歴」「季節のない街」「さぶ」「ながい坂」など
庶民の立場から武士の苦衷や市井人の哀感を描いた時代小説、歴史小説など大衆小説で知られ、特に晩年多くの傑作を書いて高く評価された。
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