#青空文庫#日本文学#短編小説#朗読#永井荷風#女声
*作品紹介*
「明星」1922(大正11)年3~4月掲載
兼太郎は、浅草の電車通りで玩具雑貨輸出問屋を営んでいた。
かなり羽振りの良いときもあったのだが、海外の戦争やらでひだりまえになり、損失を穴埋めするつもりで手を出した株が大暴落。家も妻も子も失い、あげく囲っていた女性にまでも愛想を尽かされ見捨てられてしまった。
今は裏通りの貸間暮らしをしている。
そんな兼太郎は、ある日銭湯で偶然生き別れた娘の再会した。
二人の会話はどのようなものになるのか・・・。
どうぞお楽しみください。