「地球から〇〇光年先の天体を観測した」というニュースをしばしば耳にしますが、では、どれくらい先まで観測することができるのでしょうか。そして、宇宙の果ては一体どうなっているのでしょうか?
宇宙が誕生してから138億年経過したと言われています。
これが正しいとすると、138億光年より先の宇宙は見えない、観測不可能ということになります。なぜなら、その先に宇宙が広がっていたとしても、まだ光が地球に届いていないからです。
なのである意味、138億光年先が「宇宙の果て」と言えるでしょう。
さて、宇宙の果てについてもう少し掘り下げてみましょう。
宇宙全体の形は一体どんな形なのでしょうか?
もし風船のような球体で、その内部が我々の知る宇宙空間だとすると、周りのゴムの部分が「宇宙の果て」ということになります。
じゃあその先は一体どんな世界が広がっているのでしょうか?
実はこのような「果て」を作らない方法があります。その例は身近なところにあります。それは「地球」です。
地球は有限の大きさですが、どれだけ進んでも果てに行き着くことはありません。なぜなら、私たちは地球の「表面」に住んでいるからです。
この考え方を応用して、広大な宇宙も何かの表面と考えることができるかもしれません。
ただし、私たちのイメージするような表面ではなく、一つ次元の高い表面となります。
今回は「宇宙の果て」と世紀の難問「ポアンカレ予想」の関りについて見ていきましょう。
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