歯医者の野上です。
元々は口腔外科が専門で、現在は、訪問歯科診療を行っています。
また健康増進医学について、個別でアドバイスしたり、講演会で登壇したりしています。
日々の活動はインスタグラムに掲載していますので、よろしければこちらもご覧ください。
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今まで幾度か、歯周病にはブラッシングによるプラーク除去が必要だ、という話をしてきました。
手磨き以外の方法で、電動歯ブラシというのがありますね。
今回は、この電動歯ブラシについて説明しています。
テーマ『間違いだらけの電動ハブラシ』
この動画でわかること
・電動ハブラシの選び方
・電動ハブラシの使い方の注意点
・電動歯ブラシとハミガキ粉での注意
電動歯ブラシは大変便利な道具です。
例えば、昔、家の掃除はホウキでしたが、今は、掃除機の方が多いのではないですか?
ホウキより掃除機の方が効率的に掃除できますよね。でも、掃除機の使い方を知らずに、ホウキのように掃除機を使ってる人がいたらおかしい、と思いませんか??
電動歯ブラシをそんな感じのおかしな使い方をしてる人、意外に多いです。
また電動歯ブラシを使うことで知覚過敏になったり、歯茎に傷を作ったりする方がいます。これは、電動歯ブラシの使い方が、間違っていることが原因です。
ハブラシをゴシゴシ動かすという事も実は間違いです。
ハブラシをゴシゴシ動かさないを守らず、歯茎から出血させるような磨き方をしている方がたくさんいます。
出血させると、歯周病が糖尿病や動脈硬化など、全身を蝕むことに関係するので、特に気をつけてください。歯周病が色々な全身の病気に関わることは以前の動画を参考にしてください。
歯周病が関わる病気についての動画はこちら
『歯周病が全身をむしばむー糖尿病編ー』
https://youtu.be/x0tCTtKbQQ8
『歯周病が全身をむしばむー動脈硬化編ー』
https://youtu.be/h93PImbfn-c
歯医者や歯科衛生士が電動歯ブラシを使うとすごく綺麗にみがけるのに対して、一般の方が電動歯ブラシを使うと磨き残しが多く歯茎に負担をかけてることが多いです。
これは手磨きでどこを、どのように磨くといいか、を専門家はわかっていますので、道具が変わっても使いこなせるわけ、ですね。
みなさんもぜひ、どこをどのようにブラッシングするのが正しいのか、を先に理解して、電動歯ブラシという、すごく効率のいい武器を使いこなしていただきたい、と思います。
以前の動画でどこをどのように手磨きでブラッシングするのか、を説明していますので、そちらも是非みてください。
ブラッシングに関する動画はこちら
『口の臭い人と仕事をしたいと思いますか? -歯周病とブラッシング-』
https://youtu.be/um1sXyYqexU
ハミガキ粉については、歯周病対策としては、基本的にはハミガキ粉は使う必要はないです。
けれども、ハミガキ粉のフッ素が虫歯予防には効果的であることがわかっています。
大人になると、歯周病のほかに、いわゆる「大人むし歯」と言われる歯の根の虫歯に気をつける必要があるのですが、その歯の根の虫歯には、フッ素がかなり有効です。そのあたりの関係は、以前の動画を参考にしてください。
大人むき歯に関する動画はこちら
『大人もむし歯になる!-ハミガキ粉選び間違っていませんか?-』
https://youtu.be/IAJ2LpUdyak
ということで、むし歯対策としてハミガキ粉を使う場合は、高濃度フッ素、微粒子研磨剤、低発泡剤のものを選んでください。
とくに、電動歯ブラシは振動回数が多いので、粗い研磨剤の入っているのものは歯茎を傷つけて逆効果になる可能性があります!とくに、気をつけてください。
みなさんの、口腔ケアの参考にしていただければ、幸いです。
今後も栄養や体のことなどを配信していきますので、よろしくお願いします。
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