【この動画の概要】
今日は、重いテーマですが、「自分でお亡くなりになってしまうこと」
これについてどのように考えているのか、
サムネイルには、やめておいてほしい。けれども・・・とお伝えしましたが、
そういったことについて、皆さんと一緒に考えていこうと思います。よろしくお願いします。
〇自死の位置づけと避けたい理由
・自死は人間にとって最も悲しい行動で、種の繁栄や生存本能に反するものです。
・動物的本能からも、社会的存在としての観点からも自死は避けるべきものです。
・自死が社会や周囲に与える影響は計り知れず、人間社会全体で最も避けたい事柄です。
〇死にたいと感じる理由
・死にたいという気持ちは、多くの場合「今の生きている状況が苦しい」ことに起因します。
・周囲から幸せそうに見える人でも、内面では苦しみを抱えていることがあります。
・死にたい気持ちの多くは病的な要因が背景にあり、特にうつ状態やうつ病が関与しています。
〇うつ病と治療の重要性
・うつ病の治療には、薬物療法、カウンセリング、生活習慣改善という3本柱があります。
・この3本柱がすべて実施されているケースは少なく、8～9割の患者が最適な治療を受けられていない現状があります。
・うつ病治療が進めば、死にたい気持ちに悩む人を減らせる可能性があります。
〇医療領域と課題
・肺がん治療の3本柱（手術、抗がん剤、放射線療法）は広く浸透していますが、うつ病治療の3本柱は普及が遅れています。
・抗がん剤に対する偏見が薄れたように、精神医療に対する理解も進めるべきです。
・医療者側も患者の治療意欲を支える環境を整える必要があります。
〇社会と政治への期待
・自死を防ぐためには、医療の改善だけでなく社会全体の啓発や支援が求められます。
・政治の力でも自死防止策を進め、精神医療の3本柱をより多くの人が活用できる環境を整える必要があります。
・抗がん剤が市民権を得たように、うつ病治療に対する偏見をなくし、科学的根拠に基づく治療を広めることが重要です。
〇自死を病気として捉える視点
・自死は病気として捉え、特にうつ病によるものが多いと理解するべきです。
・うつ病の3本柱を適切に実施することで、多くの自死を防ぐ可能性があります。
・社会全体でうつ病に対する正しい知識と治療環境を整備し、苦しむ人々を支援するべきです。
【精神科医のお悩み相談クリニックとは】
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